初めての習い事を相談
長男が3歳のころ、「そろそろ習い事をさせよう」と考えた私は夫に相談することに。「スイミングどう思う?」と聞くと、「いいかもね」と答える夫。夫は「幼児教室はどうなの?」と続けました。そして「俺は3歳のころ、幼児教室に通ってたんだよね。そこでIQテストやったら160超えてた」などと、いつの間にか夫の昔話に。
私はスイミングに通うメリットや、どこのスポーツクラブがいいかなどを相談したかったのになと思いながら、話を聞いていました。
いつも夫の昔話に…
「どこの幼児教室がいいのかな?」と聞いてみた私。すると夫は、「うーん、昔とは違うしね」と具体案を出してくれることはありません。私がある教育法をあげて「○○とか?」と聞くと、「○○も通ってたわ。計算得意だったから早く終わるんだけど、急いで書くから字が汚くなった」と計算が速かったという話に。
結局、長男の初めての習い事は私が調べてスイミングに決めました。また別の日、私は夫に「公立の小学校がいいと思うけど、どう?」と聞いてみました。私立小出身の夫は、「俺は電車で1時間かけて通学してたな」と返答。子どもの進路の話もかみ合わず、私はイライラしながら会話を続けるのをやめました。
相談の方法変えてみたところ、変化が…!
でも、やっぱり子どもの習い事や進路は一緒に考えてほしいなぁ、とずっと考えていた私。最近6歳になった長男にタブレット学習がいいのではないかと思ったので、夫に「勉強が得意な人が選んだほうがいいと思うから、どこの教材がいいか調べてほしい」とお願いしてみました。
すると、資料を取り寄せたり、長男を体験会に連れて行ってくれたりしたのです。相談の持ちかけ方によって夫の対応は違うんだと発見し、私は心の霧が晴れたような気分でした。
これからは学校での成績やどこの塾に通うかなど、学習系の悩みが増えてくると思います。もちろん子どもの意思が最優先ですが、夫にも「勉強できる人に考えてもらいたいな~」と持ちかけ、家族みんなで一緒に考えていけたらいいなと思っています。
イラストレーター/さくら
監修/助産師 REIKO
著者:鈴木智子
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。