わさびです。私が経験した、婦人科の病気のお話です。
私は20歳のとき、卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)が判明しました。それからの治療、そして妊活では、いろいろと悩んだり、苦しんだり……。そんな私の治療、妊活、そして産後までをマンガにしました。再発の可能性はありますが、現在は完治しています。同じ病気の方は、けっこう多いかなと思うので、こういう事例もあるのだと参考程度に読んでいただけたらと思います。
※この漫画は実話に基づいた体験談です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症が卵巣にできたものです。本来は子宮内にあるはずの子宮内膜が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
痛みがおさまれば大丈夫だと思って、なんとか寝ようとしていました。
(寝ちゃダメです。病院へ行きましょう)
とにかく横になって、しばらく経つとなんとか声は出るようになってきて。夫に痛みの説明をしたのですが、私が頑なに救急車を拒否したので、そのまましばらく様子を見ることに。
私の頭の中では「救急車を呼ぶ」か「寝る」かの2択でずいぶん迷っていて、痛みが強くなれば救急車という選択も仕方ないと思っていたんです。
寝ないように寝ないようにと頑張って座ってくれていた夫ですが、普段からのび太くん並みに寝付きがいい夫は、座っていても秒で寝ていました。
そして吐かれる暴言。
「ええ……?」ってなりまして。まあ、寝ぼけていたと思うんですが。
それを見て私もちょっと冷静になりました。結局、時間が経つごとに痛みは引いていったのでそのまま寝ることができました。
寝るまでの1時間くらい、チョコレートのう胞について調べていて、「あれ? この痛みって、やっぱりまずいのかな?」と思いながらも、恐る恐る眠りにつきました。
監修/助産師REIKO