待望の2人目を妊娠! 長女の反応は?
長女が1歳9カ月のころ、2人目の妊娠がわかりました。「できれば2人目は2歳差がいいなぁ」と、長女が1歳3カ月を過ぎたころから不妊治療を進めていたので妊娠がわかったときはうれしかったです。
長女には少しずつ赤ちゃんの存在が理解できるよう、一緒に大きくなってきたおなかを触りながら言葉で伝えるように。すると、「ベイビーちゃん待ってるよ」とおなかに話しかけるようになり、その姿が微笑ましく親としてもうれしくなりました。
2人目出産までの長女との大切な時間
里帰り出産のため、実家へ帰り長女と過ごす日々。赤ちゃんがいると理解していても長女はおなかに飛び乗ってくるので、つい怒ってしまうことが増えました。抱っこも我慢してもらい、寂しい思いをさせたかもしれません。
それでも長女と2人っきりの時間は産後しばらくは難しいと思い、できる限り楽しく過ごせるよう心がけました。2歳半を過ぎた長女はおしゃべりがどんどん上達し、トイトレなども進んでいたので「産後もきっと大丈夫」と、安心して出産へ。ところが……。
長女の赤ちゃん返り! 産後1カ月がつらい
コロナ禍での出産のため入院中は長女に会えず、退院後やっと会えたときの長女は複雑な表情でした。赤ちゃんは「かわいいね」と言うものの「ベイビーちゃんは?」とおなかをさわる長女。環境が急激に変わり、赤ちゃんにママを取られたという意識が芽生えてしまったのかもしれません。
そして、赤ちゃん返りとイヤイヤ期がいきなり始まりました。着替えもごはんを食べるのも何もかもがイヤと泣き叫ぶように……。赤ちゃんを早く寝かせて長女の相手をしようとしても、寝た赤ちゃんの横でいきなり大声を出すことも。
産後1カ月は心身ともに余裕がなく、長女には寂しい思いをさせてしまいました。平日はワンオペ育児で大変でしたが、休日は長女と2人きりの時間を作り、赤ちゃんの接し方を教えていく中で赤ちゃん返りは少しずつ落ち着いていきました。半年を過ぎたころからは長女も赤ちゃんとの生活に慣れ、今では一緒にお世話してくれる頼もしいお姉ちゃんです。
監修/助産師 REIKO
イラストレーター/さくら
著者:桜井りこ
2児の姉妹ママ。不妊治療から流産を経験し妊娠。美容系会社勤務、現在は育児休暇中。整理収納・株、投資信託が趣味。美容・コスメ系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。