引っ越したいけど転勤を待つことに
私たち夫婦は結婚と同時に、1LDKのアパートの1階に住み始めました。わが家は転勤族で、3年ぐらいで転勤になる可能性が高かったため、夫婦と子ども1人目まではそのアパートで十分だろうと思っていたのです。しかしなかなか転勤にならず、気づけば4年が経過していました。
そうしているうちに次男が誕生し、さすがに1LDKでは手狭に感じるようになりました。同時に長男の騒ぐ声や足音も気になるようになってきて、引っ越しを考え始めたのです。しかし自己都合での引っ越しとなると会社から引っ越し費用が出ないため、次の転勤を待つことに。
上の階から「ドンドンドン!」、音の正体は……!?
しかしそんな折、上の階から「ドンドンドン!」と音が聞こえてくるようになったのです。すると別の日も、また別の日も同じように「ドンドンドン!」と音が。
最初は何だろう? と思っていたのですが、よく考えてみるとその音がするのは、息子たちが騒がしくしているタイミングと一致しているのです! そう、その音は、わが家のうるささにイラだった上の住人が足を踏み鳴らす床ドンの音だったのです! それに気づいてからというもの、私たち家族は文字通り息を潜めるような生活をし始めました。
配慮や対策が足りなかったことを反省
私たちのアパートは木造で、上の住人の足音や物音がよく聞こえていました。そうなると息子たちの足音や話し声もうるさかったのでしょう。私たちは配慮や対策が足りなかったことに気づき、反省しました。しかし、何度も床ドンをされるとこちらも恐怖を感じます。
上の住人が引っ越してきた際にあいさつがなかったため、どんな人なのかわからないことも恐怖を増長させました。ただその2カ月後の転勤が濃厚だったため、それまでは上の住人が在宅しているだろう時間帯はなるべく出かけるなどしてしのぐことに……。その後幸い転勤となったので、次の物件選びはかなり慎重におこないました。
現在私たちが住んでいるのは、音が響きにくいと言われている鉄筋コンクリート造りのマンションです。わが家と接するご家庭には入居の際にしっかりとごあいさつをし、リビングには静音マットを敷き詰めて足音対策をとっています。集合住宅に住む際はしっかりと防音対策をとり、周りのご家庭への配慮を忘れないことが大切だと感じた出来事でした。
ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!
監修/助産師 松田玲子
著者:今岡めい
7歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。