私は出産後、母乳が思うように増えず、しばらくの間は混合授乳でした。授乳中、母乳が足りないと、いつ泣き出すかいつもハラハラ。
泣かれながらのミルクの準備は、とてもストレスでプレッシャーも感じるので、授乳後すぐに哺乳瓶であげられるようにいろいろ試していました。そんな私の授乳の手順をご紹介します。
搾乳した冷蔵母乳の温め方
初めの3カ月は、直接の授乳のほかに搾乳をして冷蔵保存していました。母乳はたんぱく質が変質しないように、40℃くらいの温度で温める必要があるので準備に時間がかかります。
そこで、水とサーモマグに入れた熱湯を準備しておきます。先に40℃くらいのお湯を作って母乳を温めながら授乳を開始し、空いた手でぬるくなってきたお湯に熱湯を足す、というのを繰り返しながら母乳を温めます。
サーモマグも水も、片手で扱えるものを選ぶことがポイントです。これで、授乳後すぐに搾乳した母乳を哺乳瓶であげられますよ。
熱いミルクの冷まし方
一方、粉ミルクは70℃以上の熱湯でつくる必要があります。ミルクを入れた哺乳瓶を流水で冷ますと5分以上かかるので、あらかじめ湯冷ましを準備しておくと授乳後すぐにミルクをあげられます。
授乳前に少なめの熱湯で粉ミルクを溶かしておき、授乳後ミルクに湯冷ましを足して人肌くらいに調温します。湯冷ましは哺乳瓶と同じく消毒した容器に入れて冷まし、念のためミルクのたびに作ってくださいね。
赤ちゃんは抵抗力が弱いので、水道水ではなくミネラルウォーターや湯冷ましを使っていました。急いで冷やしたい場合は容器を氷水につけるのも便利ですよ。
授乳タイミングの前に準備しておこう!
夜間授乳は3時間おきにアラームを設定し、赤ちゃんより先に起きて授乳の準備をしていました。
前述の冷蔵母乳やミルクなどを寝室に持っていき、すべて片手で取れるようテーブルに配置してから赤ちゃんを起こします。こうすることで授乳と同時進行で冷蔵母乳を温め、熱いミルクを冷ますことができます。
授乳後は席を立たずに哺乳瓶のミルクに温めた母乳を加えるだけでいいので、最短で赤ちゃんにミルクを飲ませることができます。
混合栄養は授乳を止めるわけにもいかず、かと言ってミルクの準備や後片付けもあって、とっても大変ですよね。1日に何度もある授乳を工夫して、なるべく母子ともにストレスをなくして授乳を行いましょうね!(TEXT:みお)