こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食では、初期から食べられるお魚。良質なたんぱく質を摂取できるので、離乳食にも取り入れていきたい食材です。でも「赤ちゃんが魚を食べてくれない」ということもあると思います。今日は、赤ちゃんが魚を食べてくれるようになってほしい!と思いを込めてアドバイスを紹介しますね。
どうしてお魚を食べてくれないの?
赤ちゃんは、どうして魚を食べてくれないのでしょうか。赤ちゃんの気持ちになってみると、こんなことが考えられます。
・パサパサしていて食べにくい
・魚特有の臭みが苦手
うんうん。それはわかる!と思う方もいらっしゃるかなと思います。
お魚が好きになるちょっとしたテク
ママが、魚を食べる子に育ってほしいな!と思ったら、ぜひ試してもらいたい3つのことがあります。
魚のイメージを変える
赤ちゃんが「食べにくいな」と思っている魚のイメージを変えてみましょう。イメージを変えるには、調理方法もありますが、家族が魚をおいしく食べている姿を見せることも大切ですね。「いつも魚を食べないなあ」とママが心配顔になるのではなく、ママがおいしそうにパクパク食べてみてくださいね。
食べやすい魚から取り入れてみる
食べやすい魚として思いつくのが「しらす」。調理もしやすく離乳食に大活躍のしらすです。ぜひ使ってみてくださいね。しらすは塩分が多いので、離乳食のときは必ず湯通しをしてから食べさせましょう。
魚を食卓に出し続ける
魚を食べないからと言って、魚を食卓から消さないようにしてください。食べなくても魚料理を出して、家族の食べる姿を見せてあげましょう。
お魚を食べやすくするポイント
では、魚を食べやすくするポイントをお話しします。
とろみをつける
魚のパサパサがいやで食べてくれない場合は、とろみをつけると食べやすくなります。とろみづけは、王道の片栗粉から、すりおろしたじゃがいも(さつまいも)・高野豆腐・麩などイロイロありますよ。煮魚にとろみをつけてもいいですし、野菜あんかけを作って魚にかけてもいいですね。
調理法を変えてみる
もし、煮ることが多ければ、蒸してみてください。焼くのもグリルではなくフライパンにクッキングシートを敷いて蒸し焼きしてみます。すると、パサパサ感が軽減されますよ!
ほかの食材と合わせてみる
魚だけを1品出すのではなく、魚+他の食材で調理してみます。
下処理をする
魚特有の臭みが苦手な場合もあるので、臭みを取り除いてあげるといいですね。内臓をキレイに取り除くことは大切です。煮る前には熱湯をかけ、魚のぬめりをとるだけでぐんと食べやすくなりますよ
ちょっとした工夫で、ある日突然食べてくれるようになることも!あせらずに楽しみながらお魚離乳食を作ってみてくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。