意識が変化する以前の私の楽しみ
大きな意識の変化が起こるまでの私は、仕事や家事などさまざまな場面で時短を意識し少しでも要領よくおこなうことが楽しみでした。そのため、周りの人たちからは「手早い」という評価も。しかし、私の時短思考は人からの評価を意識していたわけではなく、ただ時短を考えることが楽しみでした。
例えば拭き掃除をするときは小ぶりの雑巾を10枚ほど用意し、拭き掃除中には何度も雑巾を洗うことなく10枚の雑巾をどんどん使用していき、最後にまとめて洗濯機へ。また料理でも半調理したものを冷凍して時短調理に使用したり、砂糖+醤油+だし+にんにく+しょうがなどを混ぜた自分好みの万能だれを作っておき、さまざまな料理の簡単味付けに使用したりと、時短アイデアが浮かぶとすぐに実行していました。
例え人から見ればちょっとした時短であっても、私にとっては時短を考えているときがとても充実感があり楽しかったのです。
自分自身が一番驚いた意識の変化
数カ月ほど前、掃除中になぜか時短意識が起こらず、結果としていつもより時間をかけて丁寧に掃除をしたところ、それがとても心地良く感じました。このことがきっかけとなり、その後、あれほど強かった時短意識が急に薄れてしまったのです。なぜ急に長年の意識が変わったのか自分でも驚いています。強いて言えば年齢的に更年期による精神的な変化が起こっているのかも知れないと思うようになりました。ほかにも車のゆっくり運転がストレスだった私が、最近それが心地良く感じるようなっています。
しかし、これらの変化は自然に自分の中から湧き出た感情なので否定することなく変化に従うことに。そのため仕事や家事にかかる時間は今までの約1.5~2倍ほどに増えましたが、それが今の私にはとても新鮮で心地良いリズムだと感じています。
意識の変化とともに感情にも変化が
短期間で大きな意識の変化が起こるとともに、湧き上がる感情にも変化が。例えば時短意識が強かったときは、時短を考えそれを実行することで、ある意味ゲーム感覚のような楽しさがありました。そして最近、時短より丁寧を意識するようになると以前のようなゲーム感覚の楽しさではなく、丁寧にすることに対して大きな満足感が得られるようになったのです。
このように感情にも大きな変化が起こると、例えば掃除も以前より丁寧に時間をかけておこなうようになり、その結果、家の中も以前よりスッキリ。また料理にかかる時間は増えましたが、繊細な味付けや細工などにも丁寧になり、手間を惜しまなくなったので家族からもおいしいと褒められることが増えました。このように時間をかけてでも丁寧を意識することで得られる満足感が今の私にはとても心地の良いものとなっています。
まとめ
アラフィフになって時短重視から丁寧重視という大きな意識の変化が起こった私は、一部分にせよ、まるで人が変わったような自分を感じることも。原因を考えても例えばコロナ禍で時間に余裕ができたということもなく、やはり年齢的に考えて更年期による気分の変化かな?とも感じています。
もし更年期が関係しているなら、本当にいろいろな変化をもたらすものだと思いました。原因を探して理屈で納得するより、自然に感情のままを受け入れることが自分を大切にすることだと感じています。そして、この大きな意識の変化が今後の私らしさにつながっていくのか、また大きな変化をするのかちょっぴり楽しみです。
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著者:Sakura
子どもは独立し今は夫と2人暮らし。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。