「今日はもう(追加の陣痛誘発剤投与は)やめておこう」
「明日の朝もう一度投与して、それでもダメなら……今後のことをもう一度考えよう」
と担当医から告げられ、ミロチさんは顔面蒼白に……。
「ダメだったらってどういうこと? 私……このまま出産するんでしょ?」
不安を抱えたまま夜が明けて…
※本陣痛は俗語です
痛みに耐えて疲れていたためか、夜は泥のように眠り、不安な朝を迎えました。
朝食のあと、担当医から告げられていた通り、陣痛誘発剤の投与が始まりました。
しかし、痛みはあるものの、出産につながるような痛みではなく、
ミロチさん自身も
「多分ダメだ……私まだ産めないんだ」
と予測。
「何で出てきてくれないの?」
「もう予定日も過ぎて、充分すぎるほど成長してるのに……」
と、赤ちゃんに会えないことや、まだしばらくは苦しい思いをしなければいけないことを思い、涙がじんわり出てきました。
結局出産につながる陣痛が来なかったため、助産師さんから労いの言葉をかけられ、荷物をまとめて診察室へ行くよう促されるのですが……
担当医師の判断が気になります……!
監修/助産師 松田玲子
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