【2月5日は双子の日】似てる?似てない!?双子ちゃんの秘密

2018/02/05 18:00
2月5日は「2(ふた)」「5(ご)」ということで「ふたごの日」。双子育児用品の専門店「ベラミ」によって制定されました。先日、相撲界で双子の関取が誕生し、話題になりましたね。そこで今回は多胎妊娠についてお話します。
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双子(多胎妊娠・双胎)のイメージ

 

こんにちは!助産師のREIKOです。2月5日は「2(ふた)」「5(ご)」ということで「ふたごの日」。双子育児用品の専門店「ベラミ」によって制定されました。先日、相撲界で双子の関取が誕生し、話題にもなりましたね。「一卵性とか二卵性とか聞くけれど何が違うの?」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで今回は、双子ちゃんを中心に多胎についてお話します。

 

多胎って?

ママの子宮の中に複数の赤ちゃんがいる状態を多胎(たたい)妊娠といいます。双子は双胎(そうたい)、三つ子は品胎(ひんたい)、四つ子は要胎(ようたい)、五つ子は周胎(しゅうたい)、その先は六胎、七胎……と続きます。

 

ちなみに全員がそろって誕生し、生存している最大多胎の記録は七胎だそうです。

 

双子ちゃんの分類【受精卵の数で分類する場合】

一卵性双胎はひとつの卵子がひとつの精子と受精したあと、2つに分かれてそれぞれが育っていくものです。ひとつの卵子に2つの精子が同時に受精したのではないんですよ。ひとつの受精卵が2つに分かれたのですから、性別・血液型・DNAは同じです。顔がそっくりでなかなか見分けがつかない場合が多いです。

 

一方、二卵性双胎は2つの卵子がそれぞれひとつの精子と受精して育っていくものです。そのため、性別・血液型・DNAなどは違うことがあります。

 

双子ちゃんの分類【膜の数で分類する場合】

双子ちゃんは受精卵の数だけでなく、絨毛膜(じゅうもうまく)と、羊膜(ようまく)の数で分類されます。絨毛膜を赤ちゃんのお部屋、羊膜を寝袋だと思ってみてください。

 

二絨毛膜二羊膜双胎

胎盤もお部屋も寝袋も別々なのが、二絨毛膜二羊膜双胎(にじゅうもうまくにようまくそうたい)です。お産後、胎盤を見ると、お互いがつながって、ひとつの大きな胎盤のように見える場合と、しっかり2つに分かれている場合とあります。

 

一絨毛膜二羊膜双胎

お部屋は同じだけれど寝袋は別々、胎盤がひとつなのが、一絨毛膜二羊膜双胎(いちじゅうもうまくにようまくそうたい)です。胎盤がひとつなのでママからの栄養をとり合い、体重差が出たり、ひとりは貧血、もうひとりは多血といった状態が生じたりすることがあります。

 

一絨毛膜一羊膜双胎

胎盤もお部屋も寝袋も一緒なのが、一絨毛膜一羊膜双胎(いちじゅうもうまくいちようまくそうたい)です。一絨毛膜二羊膜双胎と同じように、体重差が出たり、ひとりは貧血、もうひとりは多血といった状態が生じたりすることがあるだけでなく、お互いのへその緒が絡まって、危険な状態になることが多いです。

 

リスクの大きさからすると一絨毛膜一羊膜双胎>一絨毛膜二羊膜双胎>二絨毛膜二羊膜双胎の順になります。そのため、双子ちゃんの妊娠がわかったら、なるべく早い段階で超音波による膜性診断(お部屋と寝袋の数がいくつか見る診断)をして、必要な管理をしていきます。


双子ちゃんを妊娠したら?

おなかの中の赤ちゃんがひとり(単胎)の場合に比べると、多胎の場合は、ママにとっても赤ちゃんにとってもやはりハイリスクであるといえます。そのため、妊婦健診の間隔が短くなったり、入院をして経過観察や治療が必要になったりする場合があります。ちなみに多胎妊娠の産休は、単胎妊娠より長く、産前14週間の休業が認められているんですよ。

 

お産に関しては、妊娠週数や2人の赤ちゃんがどのような向きでおなかの中にいるのかなどによって、経腟分娩にするのか帝王切開にするのかが決まります。生まれた赤ちゃんは状態によってNICUに入院になることもありますが、そうでない場合もあります。

 

赤ちゃんが産科にいる場合は、ママの産後の状況を見ながら少しずつ2人のお世話に慣れてもらうようにしていく施設が多いのではないでしょうか?母乳育児に関しては、慣れさえすれば2人同時に母乳をあげることも夢ではありませんよ。

 

 

現代の日本では晩婚化に伴い、妊娠を望む女性が不妊治療を受ける機会が増えています。そしてそれと同時に、多胎妊娠も増えています。双子ちゃんを妊娠したとなると、おどろきと同時によろこびもあり、そして赤ちゃんのこと、自分の体のこと、経済的な部分、育児について……などなど、不安なことやわからないこともたくさん出てくると思います。日々の生活は無理をせず、何か気になることがあれば早めに受診しましょう。


著者:助産師 REIKO

医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。


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