妊娠22週0日から36週6日の間に赤ちゃんが生まれてしまいそうな状態になることを切迫早産といいます。
入院が必要な人から自宅安静の人まで、症状によって対処法はさまざまです。私は3回の妊娠すべて切迫早産になってしまいました。その体験談をご紹介します。
いつもの健診から一変・・・切迫早産発覚
妊娠初期からよくおなかが張っていました。妊娠中も仕事をしているから、また第2子・第3子妊娠時は上の子がいるから、なんて安易に考えていました。
妊婦健診のときに、医師の診察の前に助産師さんとの世間話でおなかが張ることと伝えたところ・・・事態は一変。
「正期産に入るまでおなかが張っていいことなんてひとつもないよ」とのこと。その後、経膣エコーを使って診察し、切迫早産であることが発覚しました。
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とにかく安静と服薬の日々
「この時期に陣痛が始まったら、大学病院へ救急車で搬送することになる。赤ちゃんが生まれても生きていけるかは五分五分。障がいが残る可能性もある」と医師に告げられました。
「切迫早産のときは、とにかく安静に!あと張り止めをしっかり飲むこと。トイレとシャワー以外は横になること。それができないなら即入院!」とのことでした。通常の妊婦健診にプラスし、経過観察のため通院。ほぼ毎週のように通院していました。
仕事と上の子・・・夫やママ友とともに乗り切る
とはいえ、仕事も上の子もどうしよう・・・と途方にくれる私。両実家も遠方で頼れなかったため、上の子どもの通園は何人かのママ友がシフトを組み、送迎をしてくれました。夕食に1品持ってきてくれるママ友も。
夫は仕事が激務のため平日は戦力外、そのかわり土日は家事も育児もすべてこなしてくれました。その後、私の仕事は在宅勤務に切り替え、横になりながらできる範囲の業務の対応をしました。こうしてなんとか約2カ月間の切迫早産生活を乗り切り、予定日1日前に出産となりました。
切迫早産になってしまったら周りの協力や理解は必要不可欠です。切迫早産だけではなく、事前に緊急事態を想定し、さまざまなことを決めておくと万一の場合もスムースな対応ができるのでおすすめです。(TEXT:守田玲)