ママ友を作って親子で一緒に遊びたかった私
息子が2歳だったころ。当時私はまだママ友が少なかったため、ママ友を作って子どもと一緒に遊べたらいいなぁと思い、よく児童館や公園に遊びに通っていました。ある日近所の公園に行き息子が砂遊びをしていると、近くに同い歳ぐらいの男の子が近寄ってきて2人で遊び始めました。
その子のママと話していると、子どもの年齢がやはり同じ2歳で、さらに車や電車など好きなものが一緒なことがわかり、親子共に意気投合。その場で連絡先を交換し、また遊ぶ約束もしました。
息子が突然泣き出した理由
親だけでなく子ども同士も仲良くなれそうだったので、とてもうれしかったのをよく覚えています。そんなある日、別の日に同じ公園で待ち合わせをし、前回と同じように砂場で遊んでいたときのことです。そのお友だちが息子の車のおもちゃを一部折って壊してしまい、息子は泣き出しました。
おもちゃは100円均一で購入したものだし仕方がないかなと思い、その子やママ友にも特に何も言わず、息子をなだめてその場は収まりました。
またおもちゃを壊された息子。すると…
しかし別の日に遊んでいたとき、またその子が息子の別の車のおもちゃを壊してしまったのです。前回と同じく100円均一のものでしたが、息子が好きでよく遊んでいた物。さすがにこれは息子がかわいそうだと思いママ友にそのことを伝えると……。
「そうなの? それ壊れやすいよね〜! でも100円だしまた買えば大丈夫! うちもしょっちゅう壊れるよ〜」と笑って返されました。そういう問題じゃないと思いつつも、その日はもう帰る時間帯だったのでお互い帰宅することに。
その後、息子が幼稚園に入園し、何かと忙しく結局そのママ友と連絡を取り合うことも減っていきました。たとえ100円の物だとしても、息子にとってはお気に入りの大切にしていたおもちゃ。壊されたときは悲しい気持ちだったと思います。もちろん、おもちゃを壊した子も2歳ですし、悪気はなく仕方がなかったと思っています。
ただ、息子にママ友から「ごめんね」と言ってくれると思っていたので、ママ友の今回の返答に少しモヤモヤしたのは事実です。とはいえ、私自身もちゃんと自分の思っていること、息子が大切にしていたおもちゃであることなどをママ友にちゃんと伝えるべきだったなと反省した出来事でした。
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著者:竹の内 由紀
4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。