引っ越し後、初めての清掃日
戸建てに引っ越し後、初の地域自治会活動は組ごとに分かれておこなう公園の清掃。初めてのことでソワソワしていましたが、私の住んでいる組はご年配の方が多く、30代である私たちが来たことにとても喜んでくださいました。
わからないことは快く教えてくださり、私たち夫婦もすぐに清掃の手順や範囲を覚えることができたのですが……。あるご家族だけは視線も冷たく感じ、「おはようございます」とあいさつしても会釈だけしかしてくれませんでした。
一方的な言い分に困惑
そのご家族は引っ越し後にごあいさつに伺った際、とても感じの良い方で、「わからないことは遠慮なく聞いてくださいね」と言ってくださった40代前後のご家族でした。その後会う機会はなく、清掃日で久しぶりに顔を合わせ「怒ってる? 雰囲気が全然違うね」と夫と話しながら清掃し帰宅すると、インターフォンが鳴りました。そこにはまさかの40代前後のご夫婦が。
すると「私たちが2年前に引っ越してきたときは、隣の方から清掃日は皆より先に行って落ち葉やゴミを真ん中に集めておいてくださいと言われました。高齢の方が多いから、真ん中に集めたゴミを後で皆で袋に詰めるだけで済むようにと言われたのですが⋯⋯。近所の方から聞いてないですか?」と……。
そのような話は聞いていないと伝えると、「若い人が率先してやってくださいと言われました。どうして協力してくれないんですか?」と一方的に言われました。
半年後の清掃日
やや面倒くさい夫婦だなーと思いながらも夫と話し合い、半年後の清掃日には早めに公園へ行き、ゴミを集めておくことに。40代ご夫婦も私たち夫婦が作業しだして10分後に来られ、清掃がすべて終わり、最後点呼を取るときに夫が組の皆さんにある提案をしました。
私たちの地域では組内の組長を1年おきに家の並び順で回しているようで、「清掃は半年に1回なので1年で2回。その2回であれば、組長さんが早くきてゴミを真ん中に集めておくことにしませんか?」と提案。最初はヒヤッとしましたが、まさかの皆さんが快く「そうしましょう」「賛成です」「小さいお子さんがいる家庭が増えてくるから、このタイミングではっきり決めておくのはいいこと」など納得してくださり、40代のご夫婦も「その案がありましたね」と丸く収まりました。
近所付き合いは、思いがけないトラブルになることがあるかと思います。トラブルになりかけた場合には、お互い言い分があるにせよ、皆が平等になる案を提案してみること。そして普段からの近所付き合いでもあいさつだったり、会話だったり、周りに気を配ること。そういう付き合い方をしていけば、いざというとき納得してくれる関係性ができることを、このとき夫から学ぶことができました。
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著者:平山 光
3歳と5歳の姉妹のママ。約1年の不妊治療を経て、無事第1子の妊娠が発覚。第2子は自然妊娠で授かる。アトピー症状のある第2子をきっかけに、自然食や自然治療法を勉強中。