子宮内膜症の治療として低用量ピルを服用
40代半ば、あまりに生理痛がひどく、量も多くて頻繁にトイレに行かなくてはいけない状況に悩んでいました。そこで思い切って婦人科に相談し検査を受けたら、卵巣の腫れがあって子宮筋腫はまたできていて、しかも子宮内膜症にもなっていました。生理痛や量の多さの原因はそのあたりだと言われ、治療として低用量ピルでコントロールをするのが良いかもと提案されました。
私は数年前、婦人科の先生に取材に行ったとき、先生自身が低用量ピルで生理をコントロールしながら快適に閉経を迎えたと言っていたのを覚えていたので、迷いもなくピルの服用を受け入れました。服用を始めると、正確に28日周期になるし、量も減って本当に快適でした。
血圧が安定せず、治療薬を黄体ホルモン剤に変更
ただ血圧が高めになり、低用量ピルを続けるのはちょっと心配と言われ、その場合、薬をやめるか、子宮内膜症の治療として使われているもう1つの薬、生理が来なくなる黄体ホルモン系の薬の服用を始めるか選んでほしいと言われました。私は生理が来ないほうがいいのでこの薬を選びました。
ただネックは薬代。結構高額(3カ月で27,000円くらい)で最初に代金を払ったときはびっくり。でも、お金と体だったら、もちろん体の快適さが優先。これを飲み続け、うまく閉経にもっていきましょうと言われました。副作用として不正出血などがあることも聞きましたが、不正出血はほぼなくて、生理も来なくなりとても快適な日々がやってきました。体調に変化が出ることもなく、私にこの薬は合っていたみたいです。
50歳でいったん薬を中止するも…生理は再開
そして、先生と相談し50歳の誕生日を迎えたころ、いったん服用をやめることにしました。すると生理が来てしまったのです。結構がっくりでした。半年間薬を中止しましたが、毎月生理が来るようになり、やっぱり量が多め。そのころはランチタイムの飲食店のパートもしていたため、仕事に支障が出るのが心配で再び婦人科に相談し、黄体ホルモン系の薬を再開することにしました。
ただ、服用を休んでいる間にこの薬のジェネリック薬が発売になり、なんと薬代が1/3程度になったのです。ジェネリックも同じ会社が作っており、見た目や飲みやすさはほぼ同じ、薬を固めるときに使う添加物などが変わっているらしいと聞き、もちろん安いそちらを選択しました。
ところが、ほとんど同じ成分のジェネリック薬は体に合うまで時間がかかり、最初に飲んでいた薬のときには、ほぼなかった不正出血が結構多かったのです。飲み出して半年ぐらいは不正出血がありましたが、長期間続くことはなく1~2日で終わるので、服用を続けていました。その後、不正出血もなくなり、再び生理が来ない快適生活に。今年で52歳を過ぎたので年内で服用をやめ、再度様子を見ることにしています。
まとめ
生理は女性にとって大切な健康のバロメーターではありますが、どうしても生理中は不快感が伴うもの。特に仕事中は、出血量が気になって集中力の妨げにもなり、私はずっと苦手でした。出産後は早くなくならないかな~とすごく願ってしまったものです。今は薬で止めていますが、数カ月前まで生理前や生理中によくある胸の張りを毎月感じていました。しかし、最近はそれがまったくありません。もしかして閉経したのかな……と感じます。薬をやめる日も近づいているのかもしれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
【天神先生からのアドバイス】
原則として、後発のジェネリック製品は先発製品とまったく同じ成分のものはないので、個人差もありますがジェネリック製品が合わない人がいます。また以前飲んでいたときは問題がなかったのに、同じ薬でも合わないという人もまれにいます。
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著者:アキモト スズ
「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。