市販の虫刺され薬を塗ってみる
長男がかゆみと痛みを訴えたのは、土曜日の夕方でした。足には蚊に刺されたあとのように、直径1cmほどの丸い赤みがありました。それを見た夫は「自分が小さいときにも足の裏辺りを蚊に刺されると、腫れて痛かったことあるわ~」と言っていました。
長男はこれまでにも蚊に刺されるとかなり腫れることがあったので、刺された部分が腫れたせいで歩くと痛いのだろうと私も思い、とりあえず市販のかゆみ止めを塗ることに。塗ったあとは長男も症状は気にならなかった様子で、普段通りに過ごせました。
皮膚科へ行くと症状が急変
翌朝起きると、また「歩くと痛い」という長男。患部の見た目は昨日と同じだったので、私は「虫刺され程度で病院に行ってもいいのか」と悩みました。でも痛みはとり除いてあげたいと思い、日曜日も開いている皮膚科へ連れて行くことにしました。
受診時にサンダルを脱がせると、足の状態は一変。家を出てから受診までの間は、30分くらいしか経過していませんでしたが、足の甲も裏も、何かの筋に沿うように線状に赤みが広がっており、痛々しい状態に。皮膚科の医師は「原因は単なる虫刺され。でも、リンパが腫れてしまっている」と説明してくれました。
原因は身近な虫!?
私は「特殊な虫ですか? 」と聞くと、「虫の種類は断定できないけど、蚊やダニの可能性もある」とのこと。蚊やダニのような身近な虫に刺されるだけで、このようなひどい状態になってしまうこともあるのだと知り、とても驚きました。
またアレルギー反応が出た可能性もあるとのことで、アレルギー用の飲み薬と強めのステロイド薬を処方してもらいました。処方薬のおかげで、その日の夕方には自覚症状はなくなりましたが、赤みは1週間ほど残っていたと思います。
当初、たかが虫刺されと甘く見てしまった私。なんとなく「ただの虫刺されで病院に行くと迷惑かな?」と受診を躊躇しましたが、病院へ行って本当によかったです。迷ったときは専門家に相談しようと改めて思った出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
著者:土田えり子
2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。