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「このままじゃ家賃超え!?」子どもの医療費、実質無料に油断していた…息子の入院が長引き不安に!

私の住んでいる自治体は、健康保険適応の医療費と薬代は15歳まで無料です。しかし、入院中の差額ベッド代や食事代は自己負担です。そのため、子どもの医療保険に入りたいと思いながら、どの保険に入れば良いのかよくわからず、ついつい加入を先延ばしにしていたのですが……。

保険未加入の状態で入院生活へ

ある日、1歳の息子が気管支炎を患い、総合病院へ入院することに。検討中の医療保険がありましたが、まだ未加入のままでした。理由は、自治体による“子どもの医療費実質無料”に慣れてしまっていたことと、まさか入院することになるなど思ってもいなかったため、油断していたからです。

 

個室は満室のため、差額ベッド代無料の大部屋に入院することに。私は「このまま大部屋で済んだら、金銭的には助かるなぁ」とのんきなことを考えていました。

 

過酷な大部屋生活!

大部屋は、私たちには過酷でした。入院先では、親はベビーベッドでわが子と寝るか、椅子に座って寝るかのどちらかでした。同室の子どもたちも具合が悪いため、昼夜問わず常に誰かの泣き声が聞こえます。また、機械や点滴が外れるたびに部屋にはアラーム音が響き、ゆっくり眠れない状況。

 

私は、「この過酷な環境では、息子の病気が悪化するのではないか。私も睡眠不足で倒れてしまう……」と思い、個室への移動を希望することに。幸いにもすぐに個室が空いたので、私たちは2日目の夜から個室に移ることができたのです。

 

 

快適な個室。でも不安が…

個室は快適でした。親は小さなソファで横になることができ、夜は息子も落ち着いて眠れました。しかし、1日の個室差額ベッド代は8,800円、食事代は1,380円。つまり、入院1日につき約1万円かかります。

 

当初、入院生活は4日程度と言われていたので、経済的にも問題ないと思っていました。しかし、思った以上に治りは遅く、医師は「数値が良くなれば退院です。もう少し頑張りましょう」と具体的な日数を避けて言うようになったのです。いつ終わるかわからない入院生活で、この金額は恐怖でした。

 

1日1万円加算されていく入院費。このままではすぐに家賃の金額も追い抜いてしまう……と心配になるばかり。しかし、大部屋に戻ったら息子が安眠できません。私たち夫婦は息子の健康を優先し、個室での入院を継続すると決めたのでした。

 

 

幸いにも、入院生活は8日で終わりました。しかし、もし息子の入院生活がもっと続いていたら、金銭的負担はかなり大変だっただろうなと思います。医療費の負担を軽減させる高額療養費制度も、差額ベッド代は原則自己負担で対象外でした。私は、「医療費実質無料に油断せず、医療保険は早めに入っておけばよかったなぁ」と後悔したのでした。

 

 

監修/助産師 松田玲子

イラスト/森田家


著者:長谷川 なぎ

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