妊娠中に直面するのが夫とのコミュニケーション。おなかに赤ちゃんがいると思うと、躊躇してしまうという方もいるかと思います。赤ちゃんに何かあったらどうしようと心配ですよね。そこで今回は、妊娠中の夫婦生活は可能なのか、赤ちゃんに影響があるのかなど、筆者の経験をまじえてお伝えします。
妊娠中は夫婦生活をして大丈夫なの?
妊娠が判明してから安定期に入る5カ月ごろまで、私は体調が不安定でした。そんな状態で夫婦生活なんてする気にもなりません。夫に応えてあげたい気持ちもありましたが、夫に体調や気持ちを素直に話すと解ってもらえました。
経過が順調であれば夫婦生活は可能とされています。でも、どんなときでも無理は禁物!安定期に入る5~7カ月の間に夫婦生活を再開するケースも多いようです。
赤ちゃんへの影響が心配?
よく「夫婦生活をしたから流産をした」という話を耳にします。私も不安に思っていました。ところが実際のところ、夫婦生活が原因で流産することはないようです。
妊娠初期の流産は、ほとんどが受精卵の染色体異常が原因とされています。受精した瞬間に流産をするかどうか運命が決まっているので、夫婦生活が原因で流産することはないんですね。
ママの気持ちと体調を最優先!
安定期に入ったころ、恐るおそる夫婦生活を試みたことがあります。そのときの気持ちは、正直したくありませんでした。結局、おなかの張りを感じたため、途中で中断。夫には申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、やはりママの体調と気持ちが最優先だと思います。
妊娠をすると、女性は「女」から「母」に気持ちが傾くと言います。こういった気持ちになるのも、赤ちゃんを守らなければ!と思う人間の本能なのでしょうね。
夫婦生活は妊娠中に限らず、夫婦がお互いに同じ気持ちになれないことってありますよね。そんなときこそ、夫婦の気持ちを理解し合おうとする姿勢が大切なのではないでしょうか? 今後の夫婦関係を築く大事なポイントになると思います。(TEXT:田中由惟)