わが家の夫は仕事の疲れを吹き飛ばすために、ほぼ毎日晩酌をしていました。休日となれば朝から飲むこともあるほど、お酒全般が大好き。そんななか「痛風」が判明したのです。痛風が判明したきっかけと、その後、家族にどのような変化があったのかをご紹介します。
血液検査の結果「痛風」と診断
ある日、仕事から帰宅した夫は左足首が急激に腫れ、痛むと言います。捻挫したのかもしれないということで、湿布を貼り、捻挫用サポーターを付けていました。ところが一向によくならず、症状は歩けないほどに。あわてて整形外科に駆け込むと、血液検査の結果「痛風」と診断を受けました。
腫れは、次第に足首から親指の付け根に移動しました。もともとアルコールに弱いのに、たくさん飲んでいたことも影響したようです。私としても、食事管理ができていなかったのでは……と、たいへん落ち込みました。
子どもと一緒の食事を「おいしい」と感じるようになった
痛風と診断を受けてからは、食生活を見直し、夫は断酒することに。以前は、お酒を飲みながら夕食をとる夫にとって、薄味の野菜などは物足りないようで、野菜には手を付けずに「唐揚げ」などの濃い味付けの料理ばかりをリクエストされていました。
それが病気をしたことでお酒をやめ、薄い味付けの料理や生野菜などでも満足できるようになりました。うれしいことに、子どもと一緒の食事を「おいしい」と感じるようになったのです。
子育て参加率も高まった!?
以前の夫は仕事から帰宅し、お酒を飲むとだるくなり、自分のことだけで精一杯。平日は、そんな夫には頼れない状況でした。しかし、お酒をやめたことで、酔ったときのだるさがなくなり、子育てにも積極的に参加するようになりました。
断酒して以降、仕事から帰宅したあとも、子どものトイレ誘導や着替えを積極的にしてくれます。夫が痛風だとわかったときはとても悲しかったのですが、わが家にとっては食事や育児を見直すきっかけになりました。
夫が断酒すると決めてから、私も一緒に断酒をしています。毎週大量に出ていた缶やビンのゴミもぐっと少なくなりました。わが家にとって、夫の痛風診断からの断酒は、いろいろな意味でいいきっかけになったのでした。(TEXT:ママライター武山あゆみ)