経血が漏れないよう、生理中はしっかりと対策
私は30代の女性で、病棟の看護師として働いています。第2子出産後より経血量が多くなってしまい、夜寝ているときに経血が漏れて下着やシーツを汚してしまうことも増えました。
仕事中は忙しく、朝出勤してからお昼休憩に入るまでトイレに行けないこともよくあります。しかも、制服が白衣で、経血が漏れてしまったら一目瞭然なので、生理中の出勤日は、夜用ナプキンを敷き前後を昼用ナプキンでガード、さらに一分丈のスパッツをはいていました。
仕事が忙しくてトイレに行けない
あるとき、経血量が一番多い生理2日目に出勤する日がありました。いつものようにナプキン3枚をあててスパッツをはき、経血漏れ対策をしっかりおこなって8時半に出勤。
ですが、そんな日に限って業務は多忙。「ナプキンを替えなきゃ漏れちゃう」と思いながらもトイレに行けず、お昼休憩も取れないまま時間は14時過ぎに……。
そして、自分の受け持っている患者さんの廊下歩行リハビリに付き添い、廊下を歩いているとき、経血が白衣に漏れるような感じがしました。感覚的に「絶対に漏れてる」とわかりましたが、転倒のリスクのある患者さんから離れることはできません。私は気になりながらも、そのままリハビリに付き添っていました。そんなときです。
親切な患者さんのひと言で…視線が集中!
廊下の端のほうから、70代の男性患者さんが私に向かって大きな声で叫んだのです。
「おーい! 看護師さん! 汚れちゃってるよー!」
その声の大きさに、他の患者さん、面会にきているご家族、他の職種のスタッフなど、みんながこちらを振り向きました。患者さんの声を聞きつけた先輩の女性看護師が私のほうにきてくれ、着替えに行くよう促してくれましたが、とても恥ずかしかった経験です。
その一件以来、生理2日目に出勤日が重なるときはさらに対策を強化。生理用の紙ショーツをはき、夜用ナプキンと昼用ナプキンをあてて一分丈スパッツをはくようにしてました。
経血漏れ対策をしっかりとおこなっていたにもかかわらず、業務が立て込みトイレに行けず結局は経血が漏れてしまいました。そのことを指摘してくれた男性患者さんは親切心だったと思いますが、声の大きさゆえ、みんなの注目の的となりとても恥ずかしかったです。経血漏れ対策をさらに強化してからは、多忙な業務の日でも今のところ経血漏れは起きていません。
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監修/助産師REIKO
著者/吉川みきな