バイト疲れとストレスで生理痛が悪化
学生時代、私は親との折り合いが悪く、できるだけ家にいる時間を少なくするため、アルバイトを複数掛け持ちしていました。朝から晩まで家から出ている状態で、家には寝に帰るようなもの。丸1日の休日なんて半年に一度あるかないか、という状況でした。
そんな環境にいたので、疲れやストレスは溜まる一方。生理痛もすごく重くて、腹痛、腰痛、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、眠気、めまいやふらつき、イライラ……。こんな症状に悩まされていて、毎月くる生理がとても憂うつでした。
あるとき、友人と久しぶりに食事をする機会がありました。その日は運悪く生理中だったのですが、アルバイト漬けの毎日を送る私にとって、友人たちと過ごすわずかな時間は、唯一の楽しみであり癒やし。そのため、生理痛の大変さより息抜きを優先したくて、無理して会いに行ったのです。
友人たちとの楽しい食事会になるはずが…
楽しく始まった食事会ですが、私は途中から急に体が重くなり、友人たちの会話が遠く聞こえるようになって……。フラフラとしてその場から動けなくなってしまったのです。しかも、なんとその際に経血漏れを起こしてしまっていて……。
めまいとふらつきが強かったため、すぐには経血漏れに気づけず、意識が鮮明になってようやくおしりの違和感に気がついた私。「あ、やったな。これは漏れてるわ……」と悟ることしかできませんでした。
その後、友人たちに事情を説明し、友人の手を借りながら立ち上がりました。友人は私のことを心配してくれましたが、楽しいはずの雰囲気を台無しにしてしまった……と私はひとりただただショックを受けてしまいました。
働き方が変わったら生理痛も劇的に変化!
社会人になった現在、アルバイトを掛け持ちすることはなくなり、親とも適度な距離感を保てるように。過度な疲れやストレスからも解放されると、あれだけ苦しめられてきた生理痛が和らいだような感覚が! 改めてストレスや疲れが、生理痛に響いていたのだと実感しました。
若さも相まって、疲れやストレスに気づかないまま突っ走っていましたが、体の中ではずっと悲鳴をあげていたのだと思います。今はムチャなことはしないよう、自分をいたわるように心がけています。しみじみ「休養って大事! 息抜き必須!」と実感した経験でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
文:みるも/主婦
イラスト:sawawa
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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