妻の実家では子どもに無関心!?
子どもたちが生後3カ月と2歳のとき、私の実家に帰省した際のお話です。子どもたちによく関わる夫に子どもたちも懐いていて、食事とトイレ以外は夫ひとりで面倒をみられるくらい。そんな夫が、帰省した私の実家では子育てに関わろうとしなかったのです。
部屋にひとりでこもって昼寝をしたり、出かけたりする夫。子どものお世話を手伝ってくれない夫に生後3カ月の娘のお世話で手いっぱいの私は、「どうしていつもみたいに協力してくれないの?」と怒り半分、不安になりました。
誰に頼ればいいかわからず困惑する私
実家には私の父母と祖母が暮らしているので、子育てを手伝ってくれる手はたくさんあります。しかし同居しているわけではないので、両親は孫をかわいがりたいけれど、お世話をするのは慣れていません。私が本当に手助けが必要なときに、何も言わずとも助けてくれる相手ではないのです。
実家で大人の数は多いはずなのに、いつもより子育ての負担を感じた私。家族は言えば手伝ってくれるので的確な指示をお願いすれば良いのですが、「なんで夫だけのんきに休んでいるんだ」とモヤモヤしました。
夫なりの考えを知り、納得
モヤモヤした私は夫に直接、どうして実家ではいつものように子どもに関わらないのか聞いてみることに。すると夫は意外なことを言ったのです。夫が実家で子どもに無関心に見えた理由は、夫なりの両親への気遣いでした。
自分に遠慮せずに普段会えない孫とたくさん関わってほしいから、自分は存在感を消していたと言ったのです。それを聞いて納得したとともに、そんなことまで考えて動いていてくれた夫に感謝しました。
夫婦でも相手の考えていることはわかりません。たとえ思いやりからの行動だったとしても、今回の私のようにマイナスに捉えてしまって夫婦の関係が悪くなる可能性も。今回の体験を通して、お互いに気持ちを伝えて考えを共有することが大切だと気づきました。今後も気遣いのできる夫を見習うこと、夫婦として改善することを重ねて成長していきたいと思います。
著者:三宅ちよこ/女性・ライター。フリーランスとして働きながら1男1女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
作画:ライコミ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています