少量の出血が続いた後、生理のような鮮血が出たりほさん。流産が怖くて泣いていると、長男のハルくんが、「だいじょうぶ?」と、やさしい言葉をかけてくれました。仕事から帰宅したパパからは「ママが先に諦めたらダメだよ」「赤ちゃん今頑張ってるんだから、大丈夫」と励ましてもらい、折れそうだった心が少し立ち直れたのですが……
「きみがママにくれたもの。2度の流産の話」第14話
※検診→健診
翌朝になると出血が止まり、「赤ちゃんが持ち直してくれたんだ」とホッとするりほさん。
しかし、病院の超音波で診てもらうと……
「心臓……動いてないね」
と医師から告げられました。
2週間前の健診のときから大きくなっていないため、前回の健診の数日後には心臓が止まっていた可能性がある、と説明を受けました。
診察を待っていたパパとハルくんの元へ戻ると、りほさんの顔を見たパパが「車行く?」と聞いてくれました。
りほさんは無言で頷いて鍵を受け取り、車へ向かうと……
「わぁぁぁー…」
車内でひとり、大声で泣きました……。
次回、心臓は止まっているのにつわりがそのまま続いて……
監修/助産師REIKO