自然流産が起こらず、精神的に限界に来ていたりほさんは「手術にしてください」と、医師にお願いして手術の日取りが決まりました。
手術が翌日に迫った前夜、パパが「明日朝から病院でしょ? 今日くらいゆっくり寝て」と優しい言葉をかけてくれました。
1人で休むことにしたりほさんは、おなかの子どもに謝罪と感謝の言葉を送りながら、涙を流し……
「きみがママにくれたもの。2度の流産の話」第17話
※基本的には挿入時に音はしません
手術当日を迎えたりほさんは、実家の両親に長男ハルくんを預け、病院へ向かいました。
内診して変化がないことがわかると、ラミナリアを挿入されました。
激痛と聞いていたため心配していたりほさんでしたが、予想よりも痛くなくてホッとしました。
そのあとは3時間ベッドで待機し、痛みはありませんでした。
余計なことを考えないように音楽を聴いたり、ハルくんの変顔写真を見て時間をつぶし……
そうしているうちに処置室に呼ばれ、台に乗るりほさん。
通されたのは、長男ハルくんを産んだ分娩室の隣の部屋。
複雑な気持ちで台に上がるとついに手術が始まり……
次回、あぁダメだ……涙だけがポロポロと溢れ続けて……
監修/助産師REIKO