今回紹介する第4巻収録の『月の裏』では、毎月重い生理痛に悩まされる遠野倫を軸に、生理痛の症状や、低用量ピルについてが描かれています。葵が務める病院の婦人科を受診し、倫は低用量ピルを処方されました。葵はそのとき倫が発した「(低用量ピルを)会社では出しづらい」という言葉が引っかかって……。
生理の話題って気まずいもの?
©️荒井ママレ/コアミックス
ピルのイメージだけでなく、生理に関する話題のセンシティブさにモヤモヤを抱える葵。葵の後輩である相原は、倫の気持ちが理解できると語ります。そして先輩の瀬野をはじめ男性の意見としては、「積極的に話題に出るものではない」というもの。生理に対する捉え方や考え方は人それぞれ。だからこそ、葵たちのように何かのきっかけでお互いがどう思っているのか、どんなことをされたらうれしいか、つらいのかなどを口にすることも大切なのかもしれませんね。
それから、葵のもとには再び倫の処方箋が。
受付番号を呼んだものの窓口にくる気配がなく、周囲を見渡すとうずくまって動けない倫を発見して――!?
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