最悪! このタイミングで!?
結婚式当日はお天気に恵まれ、まるで新たな門出を祝ってくれているようなあたたかな日でした。多くの方にお祝いをしていただき、私はとても幸せな気持ちでいっぱい。挙式をつつがなく終え、披露宴が始まりました。披露宴の途中で私はお色直しのために一旦退席。控室でドレスを脱ぎトイレに行ったとき、まさかまさかの出来事が起こったのです。なんと自分のショーツに経血が……! 「マジか……」と、私は思考が一時停止しました。
てんやわんやなお色直し
「どうしよう。生理になっちゃいました……」。トイレから出てきた私の第一声に、プランナーさんは目を丸くしていました。しかしすぐに「大丈夫ですか? ここにあるナプキンを使ってください!」と急いでナプキンを用意してくれました。生理初日はおなかが痛くなってしまうこともあり、念のため薬も常備していました。スタッフさんは薬が入ったバッグを取りに走ってくれ、メイクさんは「とりあえずお化粧を直しましょう!」と、とにかく控室はバタバタ。それでもなんとか予定時間通りにお色直しを終えて会場へ戻ることができました。
せっかくハワイへ行ったのに…
結婚式の真っ最中に生理になってしまった私が考えていたこと。それは、「明後日からハワイに行くのに……」ということです。
せっかく、海に入ろうと新しい水着を買ったのに、なんでこのタイミングで生理になるんだよ〜と自分を呪いました。とはいっても生理になってしまったものは仕方がないし、今さら予定が変更できるわけありません。
私たちは式を終えた翌々日には、予定通りハワイへと出発しました。無事にハワイへ到着しましたが、海はおあずけ。滞在最終日までに生理が終わることを祈って、ショッピングなどを楽しみました。しょんぼり気味の私でしたが、唯一の救いは「こればっかりは仕方ないよね」と言ってくれた夫の存在でした。
ハワイには4日間の滞在でした。なんとか滞在3日目で生理が終わり、4日目の帰国前日に念願の海に入ることができました。結婚式真っ最中に生理になったことはショックでしたが、「結婚式があるから予定通り生理がきてほしい!」と、自分自身にプレッシャーを与えてきたせい……?と少しだけ思った出来事でした。
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著者/小山田ちよえ
イラスト/塩り
監修/助産師 REIKO