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妊娠中の貧血予防は食事から!貧血を防ぐ食事法とは?

貧血を予防するためには、妊娠後期は通常よりも約3倍も鉄分を多く摂る必要があります。鉄分の吸収を高める栄養素とあわせて摂ることで、貧血予防の効果もアップします。また赤血球を作る時に欠かせない葉酸やビタミンB12をあわせて摂ることで、貧血をさらに予防することができます。

 

妊娠中は赤ちゃんに栄養と酸素を運ぶため、血液中で酸素を運搬する「鉄分」が妊娠前よりもたくさん必要です。

 

ただ、もともと現代の女性は妊娠前から鉄分が不足しがちなため、妊娠するとさらに貧血の症状が出やすくなります。今回は、貧血を予防するためには、どんな食事にすればいいのかをご説明します。

 

食品でたっぷり鉄分を摂る!

妊娠中の鉄分は重要ですが、とくに妊娠後期は通常よりも約3倍も鉄分を多く摂る必要があります。妊娠後期を過ぎたら、鉄分が多く含まれている食品を意識して食べるようにしましょう。

 

【鉄分が多い食品】

牛・鶏・豚のレバーや牛の赤身肉、まぐろやかつおの魚、あさりなど

参考記事「妊娠中に摂りたい栄養素」を読む

 

鉄の吸収をアップさせる!

もともと鉄分は、体では吸収されにくい栄養素のため、効率よく摂る工夫が必要です。鉄分の吸収を高める栄養素とあわせて摂ることで、貧血予防の効果もアップします。

 

肉や魚などのたんぱく質、そして野菜や果物に含まれているビタミンCと一緒に摂るようにしましょう。主菜を肉や魚料理に、副菜や付け合わせにビタミンCが含まれているものを添えると食事のバランスもよくなりますよ。

 

葉酸とビタミンB12もあわせて摂る!

また、赤血球を作るときに欠かせない葉酸やビタミンB12をあわせて摂ることで、貧血をさらに予防することができます。葉酸は水に溶けやすいので、汁ごと食べられる汁物などがおすすめ!具だくさんにすることで、栄養もたっぷり摂ることができますよ。

 

【葉酸が多い食品】

ほうれん草やモロヘイヤなどの緑黄色野菜

 

【ビタミンB12が多い食品】

あさりやはまぐりなどの貝類、レバー、乳製品

 

鉄鍋を使って料理をすると、鍋の鉄が料理に溶け出します。食材のほかにも、こうした調理器具をうまく使うと貧血予防につながりますよ。

 


著者:管理栄養士 富田チヤコ

管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。

 

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