
生理だからお家デートにしたのが裏目に
高校生のころ、3歳年上の彼と付き合っていました。比較的家が近かったので、特にお出かけしないときは彼の家に遊びに行くことが多かったです。生理痛がひどいときなどは、彼も理解してくれていたので、ゆっくり過ごそうと言ってくれていました。
しかし、生理のときに彼の家で過ごすのに問題がひとつありました。それは使用済みの生理用品を捨てるところがないということです。
経血量の多い私にとっては不安な時間
彼の家族構成は、両親と姉、兄の5人家族でした。彼は母親と姉がいたので、生理のこと自体は理解してくれていました。しかし、私が彼の家に遊びに行っていたころ、お姉さんは既に家を出ていたので一緒に暮らしていませんでした。そして、お母さんは既に閉経していたらしく、トイレには使用済みの生理用品を捨てる汚物入れもなかったのです。
当時、私は経血量も多く、特に生理になった1日と2日目はナプキンとタンポンの両方を使って、3時間に1回くらいは替えないといけないくらいでした。休みの日に1日彼の家で過ごすとなるとこまめに替えないと経血が漏れてしまいます。
これに困った私は、どうしようと思い、彼に相談することにしました。
やさしい彼が提案してくれた方法とは
彼に相談したら、汚物入れに使うような中身が見えない小さいゴミ袋を用意してくれました。生理中に家にきたときは、このゴミ袋を持ってトイレに行けば良いよ、と言ってくれました。そして、「家にくるときは気にせずゆっくり寛いでほしい」と言ってくれていた彼はやさしかったなと思います。
今思うと、そのゴミ袋は私が自分で用意したほうがよかったのだと思いますが、当時の私は思いつきませんでした。
当時、よく彼の家に行き、お泊まりもしていて、彼の家で長時間過ごしていました。彼の「ゴミ袋を用意しておく」という提案はうれしかったのと安心したことを覚えています。困った私のことを思って提案してくれたんだなとやさしさを実感しました。男性が女性の生理に対して理解があるということは、素敵なことだなと思います。
著者/sugar111 佐藤 幸代
監修/助産師 REIKO
作画/モリナガアメ
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