クックパッドベビーには、みなさんの悩みや質問を専門家の方に答えてもらうQ&Aコーナーがあります。今日はその中から自宅安静についてピックアップします。
Q:妊娠中期の自宅安静は出産まで続けるべき?
妊娠20週の健診で「子宮頸管が短く、切迫早産の疑いがある。自宅安静が必要」(子宮頸管の長さは27mm、硬さはある)と言われ、急遽遠方の実家へ里帰りしています。里帰り先の病院でも「寝たきりになる必要はないが、無理しないように」「出産までは実家で過ごした方がよい」と言われました。処方薬を服用し、妊娠21週現在の子宮頸管は、35mmです。
とはいえ、まだ妊娠6ヶ月ですし、実家で安穏と過ごしたままでいいのだろうかと不安になっています。多忙な夫のことや仕事のこと(在宅ワークですが、引継ぎのため、本来は出社が必要です)も気がかりです。 もちろん、胎児の安全をいちばん大切に考えたいと思っています。やはり自宅には帰らず、実家でのんびり過ごすしかないのでしょうか?
A : 元の生活に戻すと早産傾向になる可能性もあります
正常妊娠における子宮頸管の経膣エコー像では、頸管の長さは35~40mmです。子宮収縮が頻回になってくると、頸管が短くなり、早産リスクが上昇します。30mm以下になると要注意で、25mmより短いと早産リスクは6倍以上になります。
今の状態は落ち着いているものの、元の日常生活に戻すと、再び早産傾向が現れる可能性が高いと思います。状態が良好なら、安静だけを保つ必要はなく、普通の生活を送られても差支えはありません。ただし安全を期して、実家でのんびり過ごされるとよろしいかと思います。回答/天神尚子先生)
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