踏み台代わりになるものを発見
わが家の洗面台は、ごく一般的な仕様で、手を洗う部分も大人に合わせた高さに作られています。そのため、3歳の息子にはまだ手が届かず、息子が手を洗うときには親が抱っこしていました。
そろそろひとりで手洗いができるように踏み台を置かないとなぁと思っていた私は、「とりあえず家の中にある物で代用できないかな?」と探してみることに。すると、ダイニングテーブルを購入したときについてきた、キャスター付きのオットマンが目に留まったのです。洗面台のサイズ的にピッタリだったので、そのオットマンを踏み台として使うことにしました。
便利だと思っていたけれど…
さっそく息子に踏み台を使わせてみると、キャスター付きなので息子ひとりでもスッと引き出して使えて、息子も自分だけで手が洗えることに満足しているようでした。
踏み台を設置してからしばらくたったある日、親子2人で外出から帰ってきたところで、私は息子に「ちゃんと手洗いうがいしてね〜」と伝えました。私が荷物をリビングに運んでいると、洗面台からドタッという音とともに息子の泣き声が! 何ごとかと洗面所に急いで向かうと、そこには頭を押さえながら泣いている息子がいました。
もっと安全面を考えるべきだった
慌てて息子を抱きかかえ様子を見ると、どうやら手を洗ったあとに踏み台から降りる際に、キャスターが前に滑り、そのまま息子は頭から後ろへ倒れた模様。
幸い頭に目立った外傷はありませんでしたが、万が一を考え#8000(子ども医療電話相談)に電話し相談したところ、「救急車を呼ばなくても大丈夫そうなので、かかりつけの小児科へ行くように」と言われ、即病院へ向かいました。診察の結果、特に異常は見当たらず、しばらく様子を見るように言われ、とりあえずはひと安心。その日は家に帰り、真っ先に洗面台からオットマンを外しました。
幸いにも息子はたんこぶができた程度で済み、元気に日常生活を送っています。その後、滑り止めがついた子ども用の踏み台を購入し、洗面台に設置。あのとき、もっと安全面に考慮した踏み台を設置していれば、息子にケガをさせることもなかっただろうととても反省しました。今後、息子が日常的に使う物は家の中にある物で済まそうとせずに、まずは安全面を考えるようにしようと思います。
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監修/助産師 松田玲子
著者:竹の内 由紀
5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。