Rちゃんから「お菓子を持ってこないと遊ばない」と言われたすー太郎くんでしたが、公園では男女に分かれて遊んだため、トラブルにはなりませんでした。
しかし、再びRちゃんが毎日たぷりくさん宅へ来るようになり、すー太郎くんの兄弟が食べているお菓子や、飲みかけのジュースまで欲しがるように……。
これにはたぷりくさんもストレスを感じ、「Rちゃんのお母さんと話した方がいいのかな」と悩み始めて……
子どもの友だちがわが家で…小学生トラブル編 第7話
たぷりくさんがRちゃんのお母さんにお菓子のことを相談できずにいるのは、すー太郎くんがお行儀が良いかと言われたら、自信がないからでした。
小さいころから、人を傷つけるようなことはダメだと教え、マナーについてもしつけていたつもりでした。
しかし、すー太郎くんは本能で動くタイプで、なおかつ食い意地もすごい。
いくらたぷりくさんと約束していても、本能に従ってしまうところがありました。
しつけてはいるつもりでも、もしかしたら他所のお宅で迷惑をかけているかもしれない……そんな心配があり、なかなかRちゃんのお母さんへ困っていることを伝えられずにいました。
それでも、連日お菓子欲しさにやってくるRちゃんにストレスを感じていたため、意を決してついにRちゃんのお母さんへ声をかけました。
「こんにちは。いつも仲良くしてもらってて、ありがとうございます」
「あ、こんにちは。いつもお手紙交換したり、仲良しみたいですね。こちらこそありがとうございます」
いよいよ本題に入るたぷりくさん。
「いつもRちゃん遊びに来てますよ。Rちゃんいつもお腹が空いてるみたいで……おやつを少しあげるけど、食べ足りないみたいで……」
遠回しではありますが、言いたいことを伝えました。
すると、Rちゃんのお母さんは「すみません、いつも……」と悟ってくれたようなので、たぷりくさんは「いえいえ、小学生たち、みんなお腹空かせてますよね〜」とフォロー。
たぷりくさんは、迷惑していることが伝わった様子にホッとし、また、Rちゃんのお母さんが怖い人でなかったことにも安心しました。
Rちゃんのお母さんの反応から、学校から帰った末っ子のことを把握していなかっただけなんだろうな……と思うたぷりくさん。
たぷりくさん自身も、すー太郎くんの他所での様子はわからないため、
「息子がもしお邪魔することがあって、何かあれば遠慮なく言ってくださいね」と伝えました。
Rちゃんのお母さんの雰囲気もわかり、Rちゃんに何か注意したとしてもトラブルにはならなそう……と、たぷりくさんは判断しました。
そして、またRちゃんがたぷりくさん宅にやってきたのですが……
次回、約束していないのに来た!? 「お腹すいたー」でお菓子要求!?