元気のない次男
ある日保育園へお迎えに行くと、いつも走って抱きついてくる次男がゆっくり歩いてきてペタンと床に座ってしまいました。担任の先生からは、「いつも給食をおかわりするのですが、今日はおかわりしなかったんです。熱はないのですが、少し元気がないんですよね」と言われました。
私は「様子を見てみますね」と伝えて帰宅。次男は夕飯もあまり食べず、私はお風呂に入れるのを控えることにしました。次男はいつもより1時間ほど早く、疲れた様子ですぐに眠ってしまいました。
発熱の原因がわからない
翌朝、熱を測ると38度になっていました。かかりつけの小児科では発熱している場合、受診前に電話をして隔離部屋に通してもらう必要があります。先生も感染対策をして、診察をしてくださいます。
私は隔離部屋の予約を取って小児科へ。新型コロナウイルスの抗原検査や溶連菌、アデノウイルスなど可能性のある感染症の検査をしてもらいましたが、すべて陰性。原因不明のまま、熱冷ましの飲み薬だけもらって帰りました。
体にぶつぶつが出てくる
保育園に「原因がわからないので、しばらく休む」と伝えると、先生も不安な様子。「できるだけおうちで過ごしてください」と言われました。いつから保育園に行けるのかめどが立たず、仕事もいつまで休めばいいのかわからない状況。私も不安でいっぱいでした。
その後2日間高熱が続き、2日目の夜、全身に赤いぶつぶつが出てきました。再度受診すると、突発性発疹との診断。私は突発性発疹は2歳までの小さな子どもの病気と思っていたので、気づかないうちに終わっていたのだろうと勝手に考えていました。しかし、小児科の先生によると、3歳を過ぎて発症することもあるのだそう。原因がわかって、ひと安心。回復後、保育園も仕事も復帰することができました。
子どもの病気は「●歳までに感染する」という統計があるものが多く、漠然とわが子もその情報通りだろうと思い込んでいました。統計の情報に当てはまらないケースもあるということを身をもって知った体験でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:土田えり子/女性・自営業。2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています