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「あのときの研修医!?」激務な医師のハートを射止めた理由は…

私の夫は小児科の医師。私は病院で働く医療技術職をしています。病院で働く医師は多忙で大変な職業であることは以前から知っていましたし、遊んでいる人もちらほら見かけていたので、結婚相手としては考えていませんでした。でもまさか、自分が医師と結婚することになるなんて……。

「あのときの研修医!?」激務な医師のハートを射止めた理由は…

 

急に食事に誘われて…

24歳のころ。ある日の仕事後、同じ病院で働いている内科医の先生から急に食事に誘われました。その内科医曰く、ある研修医が私と食事に行きたいとのことで「3人で食事に行きませんか?」と。しかし、その内科医の先生は病院内でも遊び人で有名で、あまりいいイメージを持っておらず、研修医がどの先生なのかもわからなかったので乗り気にはなれませんでした……。

 

当時は付き合っている彼もいたため、食事に行ったことで病院内に変なうわさが広まったらイヤだなと、「彼氏がいるので」と食事の誘いを丁重にお断り。それから内科医の先生から誘われることはありませんでした。

 

帰り道で一緒になった人が、まさかの!

そしてその4年後、私が28歳になると周りが結婚ラッシュに。1カ月に3回も結婚式に出席したこともありました。そのころには以前付き合っていた彼ともお別れしていて、周りに婚活中だということをアピールしつつ、出会いを求めていた私。

 

そんなとき、ある小児科医の先生とたまたま帰り道が一緒になり、飲みに誘われました。患者さんからの評判もよく、院内でも仕事熱心でとても真面目とウワサの先生。飲みに誘われるだなんて思ってもいませんでした。


飲みながら話していると……衝撃の事実が! なんと4年前に私と食事がしたいと言っていた研修医とは、目の前にいる小児科の先生だったのです! 院内でも評判のいい先生が、4年前に間接的に食事に誘ってくれた人だったなんて!

 

まさかの出会いに話が盛り上がっていたところ、先生は病院から呼び出しがかかり、その日はLINEの交換をしてお開きになりました。

 

忙しさゆえに連絡はマメじゃなく…

もしかして、今でも好意を寄せてくれているのかな。なんて考えすぎ?と思いつつ、次の日にお礼のLINEを送るも返信は一向にこず。ひとりでうぬぼれていただけだったのか……などぼんやり考えていると、2日後に返事が届きました。

 

すると、「返事が遅くなってごめんなさい」という言葉とともにまた食事へのお誘いが! うれしい気持ちでいっぱいで、そのままやりとりを続けましたが、彼からは返事がきたりこなかったり。3日返事がこないこともありました。


もちろん、仕事が忙しいことは理解していて、返事はすぐに返ってこないけれど、誠実に対応してくれていた彼。ただ、LINEでのやりとりは事務的で、次に会う約束を決めるだけ。次第に、私に好意があるわけではないのかも、とも思うように。

 

それから3回目の食事へ行ったとき……なんと彼から「結婚を前提に付き合ってほしい」と告白!

 

その後、あっという間にプロポーズをされ、私はもちろん快諾。

 

彼に私の何がよくて結婚したのかを聞いてみると、4年前、誘いを断られたときはガッカリしたけれど、「彼氏がいるから」という理由を知り、真面目だと思ったこと、LINEが苦手な自分の性格と職業柄、自分が忙しいことをよく理解してくれ、より好きになったから、と言われました。

 

今まで真面目に生きてきましたが、彼は私の性格すべてを認めてくれたようで、この人とならこれからも一緒に過ごしていけると安心しました。

 

 

結婚してから10年経ち、今では2人の子どもに恵まれました。夫は病院を離れ、現在は自分のクリニックの開業の準備に追われています。

 

病院で働いていたころは、深夜や明け方に電話が鳴って呼び出されることは当たり前。担当していた赤ちゃんが亡くなり落ち込んで帰ってくるときもあれば、別の患者さんの対応に追われて落ち込んでいる暇もなかったり、学会の準備で家に仕事を持ち帰ってきたりととにかく忙しそうな人でした。LINEでのやりとりに時間を割いていられない理由が結婚してからよくわかりました。


夫の仕事が忙しいぶん、家事や育児はほぼ任せられずワンオペですが、結婚してよかったことはたくさんあります。面倒なLINEのやりとりをしなくても毎日会えること、激務なぶん安定した収入があるのはもちろん、小児科の先生という職業柄、たとえば子どもが熱を出したときに一番頼りになる主治医がいること。

 

子どもの体調管理もしっかりしてくれる夫は、とても頼りになる存在です。

 

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

著者/真木智美
イラスト/マメ美

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