いろいろ試したのに失敗続き!
長男は第1子ということもあり、私もトイトレをどうやって進めていけばいいのか、まったくわからない状態でした。そこで、育児雑誌を読んだりママ友のトイトレ成功談を聞いたりして、いろいろと試してみることにしました。
例えば、「ご褒美シールを貼る」「トイレに座れたらいっぱい褒める」「2時間間隔でトイレに誘ってみる」などです。しかし、これが全然うまくいきません。うんちが出そうな気配を感じてトイレに連れて行こうとしたら、廊下でうんちをされたこともありました。
途中で頓挫するトイトレ…
トイトレを始めてから1カ月ちょっと、まったくスムーズに進まないトイトレに私は少し疲れ気味でした。「トイレに行く?」と聞くと、「やぁや(嫌)!」と、長男もトイレを拒否するようになってしまいました。今の状態でトイトレを続けていてもうまくいくわけないと思い、トイトレは一時中断。長男がもう一度トイレに興味を持つまで待とうと決めました。
中断を決めたものの、私の頭の中は、「これからどうしよう、幼稚園入園が控えているのに……」という不安が募るばかり。しかし、トイトレを一時中断してしばらく経ったころ、まさかの転機が訪れるのでした。
まさかのすんなり成功でトイトレ完了!
公園で長男と、長男と同い年のお友だちと遊んでいたときのことでした。一緒に遊んでいると、そのお友だちがおもむろに「ママ、トイレ!」と行って公園のトイレに向かいました。私は「トイレ」という言葉に興味を示した長男の様子を見て、「これはいい機会かも!」とママ友にお願いして、トイレの様子を観察させてもらうことにしたのです。
ちゃんとトイレに座りおしっこをするお友だちの様子をジーッと見つめる長男。「お友だちはトイレがじょうずだね! ○○(長男)もできるかな?」と聞くと、まさかの「うん」という返事が! その言葉の通り、その日から長男に変化が訪れました。トイレに誘っても嫌がらなくなり、あれよあれよという間にトイトレを完了することができたのです。
おそらく、同い年のお友だちがトイレに行く様子を見て、「僕もやる!」という気持ちが刺激されたのだと思います。私がいくら誘ってもトイレに行こうとしなかったのに、お友だちのおかげですんなりトイレに行くようになったことに、本当に驚きました。自分でやりたい、自分もやりたい、という子どもの自立心ってすごいなぁと思った出来事でした。
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監修/助産師 松田玲子
著者:小山田ちよえ
2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。