生理痛があまりなかった私
私は11歳で初潮を迎えてから今まで、生理のときにおなかが痛いということはあまりありませんでした。学生時代の友人は生理痛がひどいと学校を休んでしまうぐらいで、人によってこんなに差があるのかとびっくりしたことも。また経血量もそこまで多くなかったので、若いころは「生理って意外とラクだな」と思っていました。
そして30代後半になって、妊娠、出産をし、初めての育児にバタバタの毎日。子どもが生後4カ月のある日、何だか下腹部がチクチクと不快な感じがするなと思っていたら、次の日に生理が再開。産前と比べかなり痛みが強かったものの、「産後すぐの生理は痛いのかな?」くらいに思っていました。
ひどくなる生理痛、病院へ行く決意
しかしその後、排卵日前後にも下腹部が痛むようになり、さらに生理がくると子宮全体がギューっと痛く「今までの生理は何だったんだろう」と思うくらいの痛みを感じました。その後も、生理がくるたびに痛みがひどかったので、もしかしたら何らかの病気なのでは?と思い婦人科を受診することに。
診察後、特に異常はなく、もしかしたら産後のホルモンバランスの崩れの影響かもしれないねと言われ、授乳中でも飲める痛み止めの薬を処方されて終わりました。病気ではないとわかり、とりあえずはひと安心したのですが……。
育児中の生理はしんどかった
そのころの私は子どもの夜泣きや頻回授乳などで自分の時間もろくに取れないうえ、家事もしなくてはならず心身ともにボロボロでした。ただでさえつらい状態なのに、生理がくるとそこに生理痛もプラスされて、ダブルパンチでしんどかったのをよく覚えています。
どうにか生理痛を和らげる方法はないものかと思い、動画サイトで骨盤体操やヨガの動画を探し始めてみることに。すると私には合っていたようで、幾分か痛みが和らぎました。それからは、体を冷やさないように気をつけたり、下腹部にカイロを貼ってみたりと生理痛対策を意識するようになりました。
今までどこか他人事のように感じていた生理痛。実際に経験してみると、こんなにつらいのかと実感しました。今でも、たまに生理痛がひどいときには痛み止めを飲むこともありますが、まずはできることから試してみようと思うようになりました。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
著者/竹の内 由紀
監修/助産師 REIKO