心ない夫の言葉に傷つく
ある日夫が早めに帰宅をしたので、夫に赤ちゃんを見てもらうようにお願いをして、私はひとりで入浴できることになりました。久しぶりにひとりで入浴できることがうれしくて、夫に感謝していたのですが……。私が入浴中に夫から、「赤ちゃんが泣いているから早く出てこい!」と言われました。
私はシャンプーを流している最中だったので、「少しだけ待ってて!」と言い、急いでシャンプーを流し赤ちゃんの元に駆け付けました。そのときに夫から、「出てくるのが遅すぎる! 本当におまえは自分のことしか考えていないんだな!」と、衝撃的な言葉が出てきたのです。私はとても不快な気持ちになりました。
育児をしようとしない夫
夕飯作りのときに赤ちゃんがぐずり始め、私は抱っこをしてあやしながらごはんを作っていたのですが、なかなか泣き止みませんでした。すると夫は「あー! うるさい!! 外に出てくる!」と言い、そのまま外出してしまったのです。何時に帰ってくるのかもわからず泣き止まない赤ちゃんを抱きながら、途方に暮れました。
また、夫はおむつの交換もしないので、「なんか臭うぞ。おむつを取り替えろよ」と言うだけです。私は日々のこうした言動にストレスを重ね、ついに夫に自分の思いを打ち明けました。
育児ができないと思い込む夫
「2人の子どもなのに、もう少し抱っこをしたりあやすことはできないの?」「私だって、初めての育児は大変で協力してもらわないと困るよ」と、私は夫に言いました。夫は「俺には育児ができない! 仕事もしているのに!」と言い赤ちゃんの世話を拒否するのです。
しかし私は諦めずに、「パパに抱っこしてもらったり、お風呂を入れてもらえたら赤ちゃんも喜ぶと思うな」と言い、夫に赤ちゃんと接する時間を増やしてもらおうと試行錯誤をしました。育児に協力的ではない夫ですが、2人で赤ちゃんで育てていきたいという私の強い気持ちがあったのです。
夫が育児をするようになる!
子どもの成長は早く、徐々に赤ちゃんは表情豊かになり言葉を話すようになりました。赤ちゃんが夫にニコニコと笑いかける仕草が増え、夫は育児が少しずつ楽しいと感じるようになったようです。
夫が自ら「子どものお風呂は俺が入れる」と言ったときは、私はうれしくて涙が出そうになりました。長い時間がかかりましたが、私も根気強く夫に赤ちゃんと関わるように声をかけてきてよかったと思っています。
これからも夫には積極的に育児に関わってもらえるように、夫婦で話をする時間を作り協力して育児をしていきたいと思っています。育児の大変さ、うれしさや感動を、夫婦で共有できるような関係を作っていきたいです。
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著者:神崎 ハナ
2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。