2年間の不妊治療の末、無事に妊娠することができた鳥野とりこさん。しかし、喜んでいたのも束の間。出血が続いて不安になり……
930グラムのいのち 第1話
2017年1月、930グラムという超低体重で全身赤黒く、小さな体で生まれてきたねこ太くん。
早産とは関係のないマイナートラブルに悩まされ、つわりも酷くて壮絶だった妊娠期間を過ごした鳥野とりこさんは、早産になる得る兆候がありました。
それでも赤ちゃんを産み、今でもねこ太くんは元気に育っています。
これは早産で超低体重のねこ太くんが産まれてくるまでのお話です……
2016年の夏、2年間の不妊治療の末に妊娠した鳥野とりこさん。
医師から妊娠していることを告げられ、感謝を述べつつ、
「あの、昨日の夕方に少しだけなんですけど、茶色の出血があったんです。大丈夫でしょうか?」
と、前日にあった出血について聞きました。
「ホルモン補充期(不妊治療の治療法の1つ)は出血しやすいですし、茶色の出血なら古い血が出ているだけなので、大丈夫ですよ」
と、医師から言われて安心した鳥野とりこさん。
しかし、実際には出産まで出血が続き、波乱の妊娠生活の始まりになることを、このときの鳥野とりこさんはまだ知りませんでした……
次回、また出血……エコーで確認するも異常なしと言われて……