マルコです。元気で丈夫なイメージのある私ですが、実は10年前に、ガンの疑いという今までの人生で一番大きな病気をしています。産後1年というまさかのタイミングで判明し、手術を受けることになったお話です。どなたかの参考になればと思います。
※私が手術した子宮頸がんの段階は、「高度異形成」と言い、ガンの前段階の状態で、厳密にはガンになったとは言えない状態です。しかし、メインタイトルにはあえて「子宮頚ガン」「ガンになっちゃった?!」としました。それは、放置すれば将来的にガンになっていく可能性が高いものだった、とマルコは認識しているからです。怖がらせるつもりで描いているわけではなく、私は今とても元気で健康だし、手術後の何年か先ですが、次女も元気に産んでいます。むしろ、この段階で発見されたことはラッキーで、同じように発見された方を安心させたいという気持ちで描こうと思いました。ただ、当時の不安だった気持ちや怖かったことは素直に描いていこうと思うので、怖い気持ちにさせてしまうことはあるかもしれませんが、ご了承ください。
マルコがガンになっちゃった!? 第2話
※トウコさんは、マルコさんのブログのナビ役のマスコットキャラクターであり、糖の化身。
※最近は20代後半~30代など若い人の子宮がんが増えていますが、多いのは30歳代後半から40歳代です。
※罹患数の出典/国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)全国がん罹患データ(2016年~2018年)の2018年の数、死亡数の出典/国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)全国がん死亡データ(1958年~2019年)の2019年の数
※免疫力低下は因子の一つではありますが、産後に多いという研究データはありません。30代の女性に多いのは事実ですが、出産経験者が多いという研究データはありません。
子宮ガンには、「子宮頸ガン」と「子宮体ガン」の2種類があり、子宮体ガンは胎児を育てる子宮体部の内側にある子宮内膜から発生します。
一方、子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部とよばれる部分から発生します。子宮の入り口付近に発生することが多いので、普通の婦人科の診察で観察や検査がしやすいため、発見されやすいガンで、早期に発見すれば比較的治療しやすく、予後のよいガンだそう。
だが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要! なので、定期的な検診がとても重要なのです。早期発見できれば、子宮も温存できることも多く、子どもも産めます。
年齢別にみた子宮頸がんの罹患率は、20歳代後半から増え始め、30歳代後半から40歳代がピークでそのあとは下降します。近年、罹患率、死亡率ともに若年層で増加傾向にあるそうです。
第3話に続きます。
医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
※この漫画は実話に基づいた体験談マンガであり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
マルコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
ぜひチェックしてみてくださいね!
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