「カビだらけ!」義実家で始めた新婚生活。ボロボロの家で見つけたのは…

私は、結婚と同時に義実家同居を始めました。義母の実家であるこの家は築70年、家族の歴史が詰まった場所。先人たちのこれまでの生活感が、家中にこびりついています。壁には穴が開き、日焼け跡がつき、窓はカビだらけだったのです! ボロボロの家に、私は愕然とし……。

「壁に穴が!?」築70年の義実家で始める新婚生活。ボロボロになった家で、あるモノを発見し…

 

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壁には穴が!窓もカビだらけ

目に余る壁の穴ぼこ、世界地図が貼られていたであろう日焼け跡、カビだらけで開かなくなった窓……。昔、子ども部屋として夫が使っていた場所は、私たちの部屋となるまでの10年間、物置部屋として放置されていました。

 

そこへ、結婚してすぐ、新生活への期待とともにやってきた私たち。以前、夫と同棲を始める際に買い揃えた家具を運び込むも、古くさい部屋とまったくテイストが合いません。目の前に現れた「時の止まったような」かつての子ども部屋の惨状に、私は頭を抱えました。

 

コレ見たことある!私の考えを変えたのは

しかし、部屋の角に佇む柱を見たとき、私に衝撃が走りました。よくドラマで見る、柱に身長を記すあの「線」があったのです! この家で育った三兄弟の成長記録が刻まれた柱にはもちろん夫の名前もあり、指で跡をなぞれば、当時の空気感が伝わってくるような気さえしました。

 

小さなころから記されていた線は、次第に私の身長を通り越し、夫が中学生になったころまで記録が続いていました。そして、おちゃめな義姉が付けたであろう「お姉ちゃん 40才」の線を見て大笑い!

 

そんな柱の記録を見て、一気に視点が変わった私。兄弟げんかで開いた穴をつぎはぎで隠した、微妙に色の違う壁紙などにも、家族の歴史を感じてウルっとくるように。そして、この家族の歴史に自分も加わったのだと思うと、古ぼけて見えていた部屋のすべてがキラキラと輝いて見え始めたのです。

 

夫の一部になったような安心感

もともと私は、夫のミニチュア版を複製してポケットに入れて持ち歩き、できることなら常に夫と一緒にいたいほどの寂しがり屋です。

 

こんな私にとって、夫の成長が家のそこかしこに刻まれた義実家は、控えめにいってパラダイス! 夫の成長記録そのものが映された部屋の「跡」を眺めたり、押し入れに詰めこまれた夫の学制服やバスケットボールシューズ、工作の授業で作ったらしい紙粘土細工など、夫マニアの私にはたまらないアイテムたちに囲まれて暮らせるのです。これなら夫がいない時間の寂しさもまぎれます。

 

物を大事にとっておく夫の性格のおかげで、いろんな時代の夫が私を囲んでくれているようで、義実家での生活はとても安心できるものになりました。

 

 

いまこの文章を書いているのも、夫が勉強机として使っていたもの。私と出会うずっと前、テスト前夜に一夜漬けの夫を支えた机。このロマンティックな机には、どんなオシャレな代物も敵いません。

 

義実家に引っ越してきた当初は、時が経ちボロボロになった部屋に頭を抱えましたが、今ではこの家に住むことができて本当に幸せだと感じています。

 

著者/つちやです
イラスト/塩り

 

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