※この作品は実体験をもとに描かれたものですが、作中に登場する名称はすべて架空のものであり、実在の人物や団体とは関係ありません。
学校から帰宅した娘に聞いてみると、
「普通かなぁ」と意外な反応。
さらに
「まきちゃんはずっとひとりでいたよ」
と、予想外なまさかの報告を受けたところに1本の電話が鳴って……!?
子ども同士のLINEトラブル 14話
電話の主はB子ちゃんのママ。
娘・りさにとったB子ちゃんの態度などを謝罪してくれました。
話を聞いてみると、B子ちゃん自身もまきちゃんからいじめられた経験があり、グループのボスであるまきちゃんは、いじめる標的を転々と変えていたそう。そのため、“次は自分がいじめられる”という恐怖心からまきちゃんからの指示で無視したり、文房具をとったりしていたとわかりました。
翌日も「今日もまきちゃんひとりだったよ」、そして翌々日も「今日もひとりだった。自然にひとりになってたよ」と報告する娘。
娘に話を聞いてみると、グループのみんなが集団でまきちゃんをいじめているのではなく、ただ距離を取っていたとのこと。まきちゃんはそれに気がつき、ひとりでいることが増えたようでした。
ある日、暗い表情で落ち込んでいるまきちゃんを見かけ、このときばかりは“自業自得”だと思ったママでしたが……
いきなりまきちゃんのママが自宅へやってきて、第一声は……
「ちょっと! まきが暗いんだけど!」
「お宅の子が登校するようになってまきがずっと落ち込んでるのよ! うちからも内容証明送るからね!」
一度も謝らないばかりか、この前初めて知ったであろう“内容証明”で仕返ししようとしてきて……!?
次回、最終回! 「絶対許さない……」みんなが距離をとるなか娘は……