地道な虫歯対策が実を結んで……?
5歳になり、乳歯もだいたい生えそろったころ、口蓋裂部分に縦に生えている前歯のことが気がかりで、口腔外科の先生に相談しました。
そろそろ矯正器具をつける時期だと言われ、矯正歯科の先生を紹介してもらうことになりました。
矯正歯科の先生は簡単に今後の治療について説明してくれました。
矯正の先生によると、歯科矯正を受けるかどうかは口唇口蓋裂の状態や治療経過によっては、だいぶ差があるそうです。
虫歯があると器具を取り付けることができなかったり、器具の種類によっては治療そのものができないのだそう。
娘の場合、生まれたときから「将来、矯正器具をつけることになるので、虫歯にはくれぐれも気を付けてほしい」と言われ続けていました。
なので、初めての乳歯が生えたころから、必死に虫歯対策を取り組んできたのですが、「型を取り次第、矯正器具をすぐにでも取り付けられる」と聞いたときは、安心すると同時に、これまでの頑張りが報われたようで、とてもうれしかったです。
治療が20歳を超えると聞くと、まだ5歳の娘には遠い未来のことのように感じますが、改めて、口唇口蓋裂の治療はまだまだ先が長いなと痛感しました。
でも、地道に続けていく治療の先にメリットもたくさんあると聞き、口唇口蓋裂における新しい治療に入ったんだなと感じました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO