小学校の授業で知った「生理」というもの
小学4年生の3学期、私の通う小学校では女子児童だけが集められ「生理」とは何なのか?の授業がおこなわれました。私は生理自体を知らなかったので、学校の生理の授業で生まれて初めて、女の人には生理という出血がある。しかも、だいたい毎月!ということを知ったのです。
体がまるみを帯びて胸が膨らんでくると生理が近い合図との説明があり、痩せっぽちの私にはあんまり関係のない話だな……と感じていました。
生理がきている子と私の違い
友だちのなかにはもう4年生で生理がきた子がいて、そう言われてみれば大人っぽい体つきで胸もふっくらとしていました。
「なるほど! 私も彼女みたいな体型になるころには生理がくるんだな」そう思っていました。
母親とも生理について話す機会が増えたのですが、母親からも「痩せてヒョロッとしているうちは生理はこないんだよ、体のなかで生理になる準備ができていないからね。あなたも私に似て中学2年くらいじゃないかな……」と、母親自身の初潮の記憶も交えて話してくれました。
その日は本当に突然にやってきた
それから、小学6年生になった1学期のある日。なんとなく朝からおなかの調子が変だな……と感じる日がありました。しかし、それがなぜなのかは特に考えず、いつも通り学校へ行って、放課後は部活をして1日が終わりました。
そして、お風呂に入るときパンツに茶色っぽいものが付いているのを見てしまったのです。すぐに母親を呼び、恥ずかしかったのですが見てもらいました。「生理だと思うよ。こんなに早くくるなんてびっくりしちゃったね!!」と、母親は喜ぶ前にとても驚いていましたが、私自身も「嘘でしょ? 私まだ胸もないし、痩せっぽちだけど? なんで?」という気持ちのほうが強かったです。
痩せているから生理はまだまだこないだろうとのんびり構えていただけに、初潮が予想外に早くきてびっくりしてしまいました。
母親も生理用ショーツなど何も準備をしておらず「あらあら!」と慌てていたことを覚えています。ちなみに私は今現在も痩せ型です。初潮を迎える基準は、目安はあれども「人、それぞれ!」なんだなと実感した出来事でした。
著者/優木まり
イラスト/マメ美
監修/助産師REIKO
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