「かっこいい」なんて甘かった!新聞記者の彼と結婚して知った過酷な現実

夫は新聞記者です。初めてそれを聞いたとき「新聞記者……? どんな仕事だろう? かっこいいなぁ」なんて思いました。そしてその後、彼と結婚。ところが、結婚後には過酷な現実が待っていたのです。

 

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とにかく仕事漬けの夫

若手記者には「番記者」と呼ばれる仕事があり、例えば首相を担当するようになれば「首相番」などといわれるのですが、この番記者というのがとても大変! 担当の政治家の朝の出勤から帰宅まで、ひたすら張り付かなければなりません。毎日めまぐるしく走り回る夫は、万歩計を見たら1日に2万歩歩いていた、なんてこともあるくらいです。

 

その上、毎日締め切りギリギリまで原稿を書き、帰るのは決まって0時を過ぎてから。夫は朝から晩までとにかく仕事漬けで、休日だって何で呼び出されるかわからないし、どこに行くにもパソコンと一緒という状態なのです。

 

パパはレアキャラ!?

結婚後、子どもが2人生まれ、わが家は夫、私、長女、長男の4人家族になりました。しかし、子どもが生まれても、夫が仕事人間であることに変わりはありません。そのため、当然のごとく「ワンオペ育児」。

 

たとえ、夫の休日に家族で公園へ遊びに行っても、遊ぶ子どもをよそに、夫は公園の片隅でパソコンをカタカタ。たまに家に夫がいると、子どもたちはレアキャラのパパの存在を喜ぶのではなく、「ねえ、今日はいつ仕事に行くの?」と夫の周りをぐるぐる回りながら聞くほど。

 

生まれたときから、パパは超仕事人間だから、「いないのが普通で、いるのがレア!」「一緒にいるけどパパは仕事」という状態を、まったく不思議に思わない子どもたちなのです。

 

夫が家にいることを子どもたちが珍しがるくらいなので、当然、私1人に育児・家事が降りかかってきます。風邪をひいても、胃腸炎になっても、どんなときでも1人で対応しなければならず……。それどころか、子どもたちがインフルエンザにかかると「うつると困るから」と言って、ホテルに泊まりにいってしまう夫。心細い夜を何度も過ごしました。

 

そんな状態なので、みんなで一緒に歩いている家族連れを見るとうらやましく思ったものです。

 

普通の家庭なのに、世界情勢に影響される!?

そんな夫が、ある週末に珍しくきちんと休みをとり、息子を野球観戦に連れて行ってくれました。私と娘はお友だちの家で鍋パーティーをすることになり、さあ出かけようと思った矢先、私の携帯電話が鳴りました。

 

電話の主はもちろん夫。恐る恐る電話に出ると、夫は焦った様子で「海外で緊急事態があったから、すぐに会社に行くことになった。だから、今すぐ代わりに球場に来て、息子を引き取ってほしい!」というではありませんか!

 

夫の緊迫した様子に私は「夫が焦りすぎて、子どもを置いて仕事に行かれては困る!」と思い(さすがにそれはありませんでしたが)、娘を友人の家に預け、取るものもとりあえずタクシーに乗り、息子を引き取りに行きました。

 

一事が万事こんな調子で、国の有事に、うちのような普通の家庭が巻き込まれてしまうのです。

 

 

夫の仕事にまつわる家庭の事件はたくさんありますが、そんな彼と結婚したのは私。私が日々心がけているのは、いつ「すぐに会社に行く」と言われても慌てないように、少なくとも2枚のワイシャツには必ずアイロンをかけておくことと、毎日疲れ果てて帰ってくる夫のために、帰宅が0時過ぎてもごはんの用意をしておくこと。

 

新聞記者の妻として、精神的にも体力的にもたいへんなことがたくさんありますし、子どもたちにさみしい思いをさせたこともあったかもしれません。

 

ただ、夫の仕事はどんなことをしているのか、わかりやすい仕事なので、子どもたちには「お父さんは大事な仕事をしているんだよ」と伝えるために、まだ字も読めないころから、「父さんが頑張ったんだよ」と夫が書いた記事を見せたり、記者会見でチラッとテレビに映る様子を見せたりしていました。

 

毎日がバタバタとたいへんな結婚生活を送っていますが、そうすることで、子どもが夫の仕事を理解して将来「お父さんってこんなに大変だったんだ」と思ってくれるように願っていますし、また、夫の励みにもなるといいなと思っています。

 

文/マキコ

 

 

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