まめねこです。生理に関するInstagramの投稿がきっかけで知り合ったある女性。彼女とのやり取りを通じて、私は「生理の貧困」という言葉を知りました。今回描くのは、その女性の体験談です。このマンガが「少しでも生理の貧困への理解に繋がったら」と思います。
前回、両親から日常的な暴力・暴言を受けていた女の子は、生理のことを伝えられぬまま、毎回の生理をトイレットペーパーでしのぐ日々。高校生になり、友人から借りて初めて使ったナプキンに感動しましたが、費用の面から使い続けることはできませんでした。社会人になり、ようやく彼女も生理用品を使えるようになったものの、女の子は自分に自信がない毎日を送っていて……。今回が最終話です。
生理の貧困を知っていますか? 第3話
知識がないことで自信がなかった女の子は、必死で勉強をし、徐々に自信をつけていきました。そして出会ったイギリスの生理用品支援団体「レッドボックス」のこと。この活動に衝撃を受けた女性は、「これで自分と同じ思いをする子を一人でも減らせたら……」という強い思いを持ち、生理用品の無料配布を始めました。
こうして誕生したのが「フリーナプキン・moon laboいとしま」というボランティア団体(現在一般社団法人)。この団体では、さまざまな環境でナプキンを自由に使えない子どもたちへナプキン配布、使い方を示したリーフレットの配布などの支援活動をおこなっています。最初は地元を主とした活動だったものがここ数年、多くの賛同者が加わり、その輪は全国へと広がりを見せているそうです。
生理の心配や不安について、オープンに話すことができ、必要なときに必要なだけの生理用品が手に入るという環境。それは、子どもにも大人にも必要なものです。生理で悲しい思いをする女性がこの世から1人でもいなくなることを目標に、ムーンカレンダーも活動していきたいと思います。
監修/助産師REIKO
まめねこさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
ぜひチェックしてみてくださいね!
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