まめねこです。生理に関するInstagramの投稿がきっかけで知り合ったある女性。彼女とのやり取りを通じて、私は「生理の貧困」という言葉を知りました。今回描くのは、その女性の体験談です。このマンガが「少しでも生理の貧困への理解に繋がったら」と思います。
前回、両親から日常的な暴力・暴言を受けていた女の子。初潮がきたことに気づいても、「生理がきたなんて伝えたら怒られる! 怖い!」という思いが優先し、生理について母親に伝えることができず、ナプキンを使うことができませんでした。そんななか、勇気を出して「怒られると思うから、生理のことを親に伝えられない」と先生に相談してみたのですが、「そう思っているのはあなただけじゃない?」と言われ、真剣に考えてもらえず……。
生理の貧困を知っていますか? 第2話
先生へのSOSも伝わらず、友人へも相談できず、生理のことをひた隠しにして、ナプキンを使わずになんとか乗りきっていた女の子。初めてナプキンを使ったのは、なんと高校生になってからでした。その使い心地に感動しつつも、「どこで買えるの? いくらくらいするの?」という情報すら彼女には届かず、友人に200円を払い続けることもできなくて、ナプキンを継続的に使うことができませんでした。
ナプキン1枚を借りるのに200円――。この金額は1枚のナプキンの価格としてはとても高額ですが、そんなことすら女の子にはわからなかったのです。
18歳で社会人になり、この女の子はようやくさまざまな生理用品に触れることができるように。しかし、「自分には知識がない」ということで自信がなかった女の子……。しかし、ある運命的な出会いをすることによって、変わっていくのです。
第3話に続きます。
なお、この女性は今、自分のような思いをする子どもたちが1人でもいなくなるようにと、「フリーナプキン・moon laboいとしま」というボランティア団体を立ち上げ、さまざまな環境でナプキンを自由に使えない子どもたちへナプキンを配布するなどの支援活動をされています。
監修/助産師REIKO
まめねこさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
ぜひチェックしてみてくださいね!
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