父ちゃんの母ちゃんのハナシ 15話
泣かなかったのは、もしかしたら母の死を現実として受け入れられていなかったのかもしれません。
喋らないし、動かないけど、まだ形があるから。母はそこに存在しているから。
そう考えないと自分が壊れてしまいそうだから、誤魔化していたのかもしれません。
「親孝行したいときには親はなし」まさにその通りでした。
★次回はいよいよ最終回です。最後まで、ぜひお付き合いください!
短期連載にてお送りする「父ちゃんの母ちゃんのハナシ」第15話。絵のことでテレビ取材を受けることになったかいさんち。無事に撮影を終え、後日テレビにその様子が放送されたのですが、残念ながらお母さんは、テレビに映ったかいさんちの姿を見ることができませんでした。そして、テレビの放映から数日経った日のことです。