1位 凛(りん)
2021年に最も多く名づけられた女の子の撥音ネームは「凛(りん)」でした。名前ランキングでは2021年に2位、2020年に3位と、近年女の子に大人気の名前です。
「凛」は「凜」の異体字で、意味はどちらも一緒。凛々しくきりっとした人をイメージさせる漢字で、自分の人生を毅然とした態度で歩んでほしいという願いが感じられます。
2位 杏(あん、あんず)
2021年の名前ランキング15位にランクインしている「杏(あん、あんず)」が、撥音ネームの2位に。2020年も15位に入っており、安定した人気のある名前です。また、「あん」はよみランキングでも78位にランクインしています。
「杏」はあんずの木や実を表します。「あん」という響きは愛らしく、外国でも使えることから近年人気に。同名では女優の「杏(あん)」さんが活躍されています。
3位 凜(りん)
2021年の名前ランキングで20位に入った「凜(りん)」が、撥音ネームの3位に。1位の「凛」は「凜」の異体字となっており、どちらも毎年女の子の名づけに人気です。
「りん」というよみは2021年よみランキング17位に入っており、漢字・よみともに近年大人気。ラ行の音はみずみずしい印象を与えるほか、「りん」という響きが愛らしい鈴の音も連想させ、美しさと可愛らしさを兼ね備えた名前です。
4位 美桜(みおん)
4位にランクインしたのは、2021年名前ランキング21位に入った「美桜(みおん)」という撥音ネーム。漢字ランキングで「美」は10位、「桜」は19位に入っており、人気漢字を組み合わせた名前です。
「桜」は日本を象徴する花。万人に好まれる桜のように、美しくやさしい人に育つようにと願って名づけるパパ・ママが多いようです。春生まれの女の子に特に人気の名前です。同名では女優の「今田美桜(いまだみお)」さんが活躍されています。
5位 莉緒(りおん)
5位にランクインした撥音ネームは「莉緒(りおん)」。名前ランキングでは27位にランクインしており、2020年の37位から大きくランクアップしています。
「莉」は、ジャスミンを示す「茉莉花」に使われる漢字。夏に可憐な香りの良い花を咲かせる植物です。「緒」は糸の端を指し、物事の始めや引き出される感情を表す漢字。この2つを組み合わせることで、美しく情緒あふれる印象になっています。
6位 花音(かのん)
「花音(かのん)」が女の子の撥音ネーム6位にランクイン。名前ランキングでは33位ですが、漢字ランキングでは「花」が1位、「音」が13位と、人気漢字を組み合わせた名前になっています。
見た目の美しさや可愛らしさを連想させる「花」と、響きの良さを感じさせる「音」という漢字を組み合わせることで、感性豊かな印象の名前に。「かのん」という響きも愛らしいです。
7位 蘭(らん)
7位にランクインしたのは「蘭(らん)」という撥音ネーム。2021年名前ランキングでは37位に、2020年は45位にランクインしています。
美しく甘い香りが漂う蘭の花をイメージさせ、気品高く魅力的な女性に育つようにと名づけるパパ・ママが多いよう。ラ行の名前はみずみずしく新鮮な印象も与え、より美しさを助長させています。
8位 杏奈(あんな)
「杏奈(あんな)」が撥音ネームの8位にランクイン。名前ランキングでは38位に入っており、2位の「杏」に「奈」をつけた名前です。
「奈」は漢字ランキングの7位に入っており、女の子の名づけには定番の漢字。「奈良の都」を連想させ、古風な印象も受けます。元々は大きな実のなる木を表す漢字で、実り多い人生を願って使う漢字です。
9位 鈴(りん)
「鈴」は名前ランキングの49位にランクインしています。「りん」とよむ名前のランクインは、「凛」「凜」に続き3つ目です。
「りん」という響きそのものが鈴の音を表しているようで、可愛らしく華やかな印象に。漢字ランキングでは69位に入っています。
10位 結(ゆん)
撥音ネームの10位は、「結(ゆん)」という結果に。名前ランキングは51位ですが、漢字ランキングでは「結」は2位にランクインしています。
「結」は、結ぶこと、植物が実をつけることを表し、そのやさしい響きからも名づけに例年人気。良縁に恵まれるように、という願いも込められているようです。
2021年・女の子の人気撥音ネームは、花や植物にまつわる漢字を使ったものが半数以上という結果に! これからの名づけの参考にしてみてくださいね。
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2021年1月1日(金)~2021年10月1日(金)
調査件数:56,948名(女の子)