義実家のトイレでナプキンを替えたら…
今から10年ほど前、結婚当初に夫の実家へ帰省したときのお話です。その日、夫の実家に到着したのが午前11時半ごろのこと。義母と義妹は仕事で夕方まで帰らないと聞いていたので、義実家までの道中で、私と夫、義父の分のお弁当を買って行きました。
義実家に到着し、お弁当を食べ終えたのが13時ごろ。その日私は生理3日目だったため、リビングでテレビを見ている義父に見られないよう、替えのナプキンを持ってトイレに向かいました。
そしてトイレで新しいナプキンに替え、使い終わったナプキンを捨てようとしたそのとき、私はトイレにサニタリーボックスがないことに気付いたのです。
困り果てる私
義実家には義母だけでなく義妹も暮らしているため、トイレにはサニタリーボックスがあるものだと思い込んでいました。しかし、便器のうしろや収納棚のなかを見ても、サニタリーボックスらしきものは見当たりません。すでに新しいナプキンに替えてしまった私は、古いナプキンをどうすべきか悩んでしまいました。
古いナプキンを捨てるところがないものの、このままトイレの中にいても仕方がないな……と、私は新しいナプキンを入れていたビニール袋に古いナプキンを入れることに。そしてビニール袋の口をしっかりと閉じて、それをズボンのポケットに押し込んでリビングに戻りました。
臭いが気になる
リビングに戻った私は、ズボンのポケットに入れていた使用済みナプキンの入ったビニール袋をコソッと取り出し、自分のかばんの中にしまいました。
夫にサニタリーボックスの場所を聞こうかとも思いましたが、夫が知っている可能性は低いし、義父もすぐ近くにいたため、聞くことはできず……。その後、リビングで夫と義父とテレビを観ている間は、ナプキンの臭いに気付かれないかどうか気が気じゃありませんでした。
サニタリーボックスがどこにあったかというと…
その後、義母が仕事から帰宅したあと、それとなくサニタリーボックスの場所を聞いてみました。すると「私たち(義母と義妹)は2階のトイレばかり使うから、サニタリーボックスは2階にしか置いてないの。これからは2階のトイレ使ってくれていいからね」とのこと。
義実家は二世帯住宅で、1階が義祖父母の部屋とリビング、2階は義父母や妹の部屋と寝室になっていました。
2階に勝手に上がるのはマナー違反だと思っていたので、私は今まで2階のトイレを使ったことはなかったのです。しかし、2階のトイレにサニタリーボックスがあり、義母から2階のトイレを使っていいという言葉をもらえたので、現在は生理中でも安心して義実家を訪問しています。
私は今まで、女性が住んでいる場合はどこの家のトイレにもサニタリーボックスがあるのが当然だと思っていました。
しかし今回のように、必ずしもすべてのトイレにサニタリーボックスがあるわけではないということを体験したことで、自宅以外のトイレでナプキンを替えるときは、必ず最初にサニタリーボックスの有無を確認するようになりました。
著者/anyonnyon
作画/まっふ
監修/助産師 REIKO
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