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【小さめ赤ちゃん】在胎32週で生まれた娘は低出生体重児。母である私が「しない」と決めたこと

娘は在胎32週で生まれ、低出生体重児でした。生後1カ月はNICUに入院していましたがすくすくと成長。現在は出産予定日から換算する修正月齢ではなく、誕生日を起点とする通常の月齢で見ても身長も体重も成長曲線の真ん中になるほどに。そんな娘を育てる私が、日常で気を付けていることを紹介します。

「成長が遅い」と言わない

娘は生まれたときの体重が2,047g、NICUに入院し生後1カ月で退院したときも2,300gほどでした。医師からは「早産の子の成長は実際の誕生日ではなく、出産予定日から換算する修正月齢で見ていきます。修正月齢で換算して大幅に成長が遅くなければ心配ないですよ」と言われていました。


やはり同じ月齢の赤ちゃんと比べると首すわりや寝返りは周りのほうが早かったですが、私は決して「成長が遅い」という言葉は使いません。児童館や支援センターで他のママ友と話をするときは、「のんびり屋さんなんです」「ゆっくり成長しています」というふうな言い回しをします。

 

早産だったことを悪く言わない

早産だったことを人に話すとき、「実は早産になっちゃって」「この子、早く生まれちゃって大変だったの」というように、早産を悪く聞こえるような言い方はしないように心掛けています。「在胎32週の早産で生まれた」という事実のみを話すようにしています。


それは私の産後1カ月健診の際に胎盤を調べた結果を医師から聞いたとき、「早産の原因はわからず、娘ちゃんが早くママに会いたくて出たいと思って出てきたんだね」と言われたからです。会話は娘もしっかり聞いていると思うので、早産だったことが悪い=娘が悪いというように娘が捉えないよう、言葉には気を付けるようにしています。

 

焦らず、周りと比べない

娘には2学年上の兄がいて、息子は正期産で生まれましたが成長はのんびりでした。寝返りが周りより遅いことを心配し、区の発育相談にも出かけました。しかし問題はなく、いつのまにか寝返りもすっかりマスターするように。1歳半を過ぎるころには走り回って体力も付き、保育園では同じ学年で一番元気と保育士さんに言われるほどになりました。

 

そのため娘を育てるうえで「焦らず、焦らせず」をモットーにしています。早く生まれたのだから、育児本に書いてあるような「〇カ月くらいでこれができる」というのが当てはまらないのは当たり前。私が焦らず、そして周りと比べて焦って娘に成長を強要しないようにしています。

 

 

生まれたときはとても小さくて細く、ちゃんと大きくなるか心配だった娘。しかし私自身が娘の一番近くで成長をサポートできる存在ということを意識し、言葉や行動に気を付けて過ごしています。これからも周りに流されず娘のペースで成長してくれることを願い、私もそれを見守っていこうと決めています。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師REIKO


著者:森まり子

1歳3カ月差の兄妹ママで、長女は妊娠32週で生まれた低出生体重児。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの記事を中心に執筆している。

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