そして、次に、あきママさんは夫にお金のことを話します。すると夫は……。
夫のお願いに、妻は…
※個人間での精子提供・人工授精は経歴詐称や感染症、生まれた子の将来に、近親婚などのリスクがあります。
夫以外の人に精子を提供してもらうことについて、夫が承諾したことを書面に残しておきたいと言い出したあきママさん。つらつらと、メモし始めました。
そして次に、お金の話をし始めます。
説明をいていた夫は聞くのもつらくなり、「わかったよ。かかった分をその都度報告してほしい。」と言いました。
あきママさんは「私、超ステキな彼氏ができたよ!!ってなすくんに言って、ホテル代をもらうってこと? 正気?」と詰め寄ります。
それを聞いた夫は断固拒否。
二ヤリとしながら、だからお小遣いを値上げしてくれたらいいとあきママさんが言うと、今度は夫はあることをお願いしてきました。
それは、
「もしも俺よりその彼氏を好きになってしまったとしても、ちゃんと俺のところに帰ってきてね!」
というなんとも切実なお願いでした。
するとあきママさんは、
「絶対帰ってくるって言ってあげたいけど!! 恋は人をくるわせるからー!!」
と、正直に言ってしまいます。
「えーーーーじゃあダメだよ! 今までの話全部なし!! なしなし!!」
と夫。
お小遣いの値上げも、彼氏を作る話も、一気に流れたのでした。
◇ ◇ ◇
あきママさんが彼氏を作る話はここでなくなりましたが、あきママさん夫婦は、AID(無精子症のカップルだけが受けられる第三者の精子を利用する人工授精)については、実際には選択肢のひとつとして考えていたそうです。夫婦の話題に上ることも多かったとか。不妊に悩む夫婦は年々増加しているといわれています。そして、子どもを授かる方法は多様になってきました。それだけに起こりうるトラブルもさまざま。しっかりと情報収集をして知識を深めておきたいですね。
※本記事の内容は、個人の主観が含まれており、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。