出産を控えた妊婦さんにとって、いつ来るのか、どれくらい痛いのかが分からないからこそ不安になる「陣痛」。私の場合、出産予定日を1週間過ぎた早朝に破水して入院しました。どのように陣痛が来たのか、その痛みの様子と出産までの体験談をご紹介します。
破水で入院!陣痛はいつ来るの?
私は破水したあとに入院し、羊水が流れないようベッドに横たわって陣痛を待ち構えました。ところがなかなか痛みが来ない! そんなとき、出産経験のある友人の「座ると陣痛が進む」という言葉を思い出しました。試しに昼食を座って食べてみると、なんとすぐに陣痛らしき腹痛が。生理痛のような軽い痛みが波のように、定期的にやってきたのです。
そこで痛みの間隔をアプリで計測してみると、すでに3分間隔。その30分後には、おなかに力を入れて耐えなければならないほどの痛みになっていきました。
陣痛はピーク!おなかへの力の入れ方を学ぶ
「助産師さんを呼ぶくらいの痛みになったかな」と思い、ナースコールを押すと、分娩が思いのほか進んでいて急に慌ただしくなりました。
さらに間隔を縮めた痛みは、激しい下痢のときのように強くなり、陣痛はピークに! 助産師さんは陣痛に合わせて腰をさすってくれて、夫はお茶をスタンバイ。痛みに耐えるためにおなかに力を入れるのですが、陣痛が来るたびに、助産師さんに「ここに力を入れる感じですか?」と聞いて力の入れ方を覚えていきました。
叫ばずに黙々と痛みに耐える!
私の場合、痛みを声に出すと耐えられなくなると思い、「この痛みはいつか去る」と念じて静かに耐え続けました。陣痛が始まって約2時間後、ついに分娩室へ! これからいきむ作業と思っていたら「さぁ赤ちゃんが出てくるから見ていてね」と助産師さん。「え! もう終わり!?」驚いて叫ぶ私。それから一度いきみ、無事に赤ちゃんを出産しました!
周囲の人のサポート、そして叫ばず黙々と耐えたことで、冷静に痛みを乗り切ることができたと感じました。
長時間がんばって耐えて出産に至るパターン、または私のように比較的短時間で出産したパターンなど、かかる時間や痛みの程度はさまざまです。でも陣痛はいつか必ず終わります! かわいい赤ちゃんの顔を思い浮かべて乗り越えましょう!
著者:唐木田 幸
一児(男の子)の母。出産を機に報道関係の仕事を退職し、現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はブルーレイ収集と寺巡り。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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