Aくんのママは節約ママ?
同じ保育園に通う、娘と同年齢のAくんという男の子がいました。家が近く、お迎えの時間もかぶることが多かったので、よく一緒に帰るうちにAくんのママとも仲良くなっていきました。ある日、いつものようにAくんのママと保育園から一緒に帰っているときに子どもの洋服の話に。
Aくんのママは、「基本全部おさがり。保育園帽子も。キャラクターものなんて高いだけだから絶対買わないけど、唯一サンタさんのプレゼントとしてあげてる。お菓子も基本的に自分のしか買わない」と言っていて、節約しているのかなぁ……という、印象でした。
他の子のジュースを横取りするAくん
保育園が休みの日に、娘とAくん、同じクラスの男の子とそのママたちで昼食を持参して遊ぶことになりました。お昼の時間になり、Aくんは早々に食べ終わり「足りない! 」と言いましたが、Aくんのママは「これでいいって言ったのAなんだから、買わないよ」と言いました。
公園の向かいにはコンビニもあったのですが、Aくんが他の子のサンドイッチを「これ食べる~」と勝手に手を付け出しても、Aくんのママは「ありがとうって言った? 」と言うだけ。
お昼ごはんを食べ終わり、みんなで遊び始めたときにAくんが「ママ、水筒のお茶なくなった! ジュース欲しい! 」と言っても、Aくんのママの返事は「公園の水飲んでな! 」と言い、それ自体は理解できるのですが、Aくんが他の子のジュースを勝手に飲んでいても知らんぷりなのです。
その後、Aくんのママとの付き合いは?
Aくん親子とファミレスに行ったとき、娘はチョコペンでパンケーキに絵を描くタイプのお子様セットを頼み、Aくんはオムライスのお子様セットを頼みました。それぞれ注文した物がテーブルにきて、娘はチョコペンで1枚のパンケーキに顔を描き食べていました。するとAくんが娘のチョコペンに直接口をつけて吸ってしまいました。そのときもAくんのママは苦笑いをするだけで止めようとはしませんでした。
せっかくの楽しい遊びの場でも、また同じようなことが起きるとモヤモヤするので私はAくん親子とは休みの日に遊んだりするのはやめることに。Aくんのママとは保育園の帰りに会うママ友という付き合い方が私にとってはちょうどよかったです。
他のママがAくんのママに対してどう感じていたかはわかりませんが、私はAくんが他の子のジュースや昼食を横取りしても、知らんぷりというAくんのママの態度にずっとモヤモヤ……。それからAくん親子と休みの日に遊ぶことはなくなりました。保育園から一緒に帰る、帰り道で話をするのは楽しかったので、卒園までAくんのママとの付き合いは続きました。
著者:吉川 みきな/女性・主婦。14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
イラスト/山口がたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています